小学校の支援級を卒業して支援校中等部に通学するために必要なトレーニング

先日、市内にある県立特別支援学校の見学に妻が行ってきました。平日の午前中で、ぼくも家にいたのですが夜勤明けでまだ少し眠かったので、「しっかり見てきてね」と言って送り出しました。

 この支援学校(新潟県立新発田竹俣特別支援学校)には昨年秋、生徒たちの作品展を妻と2人で観に行き、すごくいい印象が残っています。

 今回の見学から帰ってきた妻もやはり、絶賛しまくっていました。

 妻とぼくは、「地元の小学校に通うことで、地域の子どもたちに息子の存在を知ってもらいたい」という思いから、自宅から歩いて数分の小学校の支援学級に通わせることを選択しました。

 現在4年生ですが、その狙いは十分すぎるほど達成できていますし、優しく接してくださる学校の先生方や児童たち、地域の方々に感謝しています。

 その代わり、支援学級での療育(学習)面は当初からそれほど期待しておらず(すみません!)、妻がABA(応用行動分析)による家庭療育で補うーという形で推移してきました。

 支援学級を選んで後悔したことは一度もありませんし、妻もそうだと思います。

 それでも、その児童・生徒に合わせた専門的なフォローや将来の就労に向けた準備、興味・関心の幅を広げるための工夫などを目の当たりにすると、「やっぱり支援校って最高だよな」と、うらやましくなります。

 支援校に提出したアンケート用紙に妻は「小学校を卒業したら、ぜひ通わせたいです」と書いてきたそうです。

 興奮ぎみに支援校の素晴らしさを語っていた妻にも唯一、引っかかることがあったようです。

学校の送り迎えで周りに田んぼしかないあの一本道を毎日往復するかと思うと、気が重いんだよねー

今日も帰りに走ってたら前にすごくノロノロした軽トラがいてさぁ、「毎日こんな生活になるのか」って思ってさぁ…

 常に安全運転の妻が「すごくノロノロ」と言うぐらいですので、時速20〜30キロぐらいだったのでしょう。

 支援校の始業が午前9時ぐらいで、帰りが午後3時前とのことです。

 自宅から支援校まで車で15分ぐらいですので、現在と比べ、妻が自由に使える時間がかなり減ることになります。

 今や妻の「最大の生きがい」にもなっている、書店でのパート勤務を続けることが難しくなります。恐らく、それが一番つらいのでしょう。

バス通学にすればいいじゃん。駅前からコミュニティバスが出ているよ

バス通学は原則高等部だけで、中等部の子は「学校が認めた場合」だけなんだって

●●(息子の名前)がバスに乗るには、不測の事態があった時に誰かに助けを求めることができるレベルのコミュ力が必要だし、そういうことをABAで教えて、できるようになるにはすごく時間がかかるし…

 ぼくの業務が日勤だった頃、駅前で支援校の子たちが集団でバスに乗るのをよく見掛けました。

 支援校の生徒の保護者とみられる方々がいつもバス停のある駅のロータリーに並び、バスが出発するのを見届けていました。

バス乗り場まで送迎して、バスに乗って出発するところまで毎回立ち会うんだから、それほど複雑なコミュ力はいらないと思う

バスで不測の事態があったとしても、それは運転手さんが対応してくれるはずだし、支援校の子たちが一緒にいるんだから大丈夫だよ●●はバスに乗る練習を前からしているので、心配いらないはず

そうだった! 素晴らしい! 急に未来が明るくなったわ〜

 息子は2年前からバスに乗る練習をしています。昨年は、マイブームだったこともあって電車に乗りまくりました。

 電車に一人で乗って「目的の駅で降りる」というのはまだハードルが高いですが、バスに乗るところを見届けて「学校のお兄さん・お姉さんと同じバス停で降りる」ことを事前に教えておけば、今の息子でもたぶん、一人で支援校にたどり着くことはできるはずです。

 これから練習が必要なのは、バスが混んでいて座れなかった時に、つり革につかまって立ったままちゃんと乗り続けることができるかーぐらいのものです。

 まだ2年半も時間があります。支援校の生徒さんが実際に使っているコミュニティバスも含め、かなり練習を重ねることができます。

 妻のQOL(生活の質)を維持する意味でも、息子のワンランク上の身辺自立のためにも、「親から離れてバス通学ができる」スキルを身につけることは大きな意味があります。

 いい目標ができました。

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