障害児のトイレトレーニングに終わりはない、のか?

息子はトイレで失敗することがほとんどなくなりました。就学前、長く苦しいトイレトレーニングをしていた時期を思い起こすに感慨深いものがあります。

 「大きい方」をしてお尻を拭くためのトイレットペーパーの消費量が「許容範囲」にとどまるようになってきました。「小さい方」を意図的にコースアウトすることはなくなり、失敗することも少なくなりました。

 息子はことし12月で10歳になります。年齢が一桁のうちにトイレのスキルがこのレベルに達するとは、6〜7年前には想像もつかなかったことです。

 でも、まだトイトレは必要であることが先日、分かりました。

 いつものように息子と2人でサイクリングロードを走っていて、折り返し地点の小屋にあるトイレに入った時のことです。

 息子はいつも、持参した水筒の水をここで飲み、おしっこをしてから復路の走行に入ります。

 息子のおしっこのトイトレに関しては、これまでも記事にしていました。

 たまたま、男性用の小便器でおしっこをする息子の様子を見て、「おちんちん持つ!」ができていることは確認できました。

 だけど息子よ、「そこ」を持っていてもあまり意味はないのだよ。

 彼はおちんちんの付け根に指を添えていました。確かに、ぼくの教えは守っています。えらいぞ。

 なのですが、おちんちんの先端を持っておしっこの着水する場所をコントロールしていなければ、コースアウトを防ぐことはできません。

 「ここを持つんだよ」と先端をつまませた後、ぼくが「模範演技」を披露しました。

 その後に様子を確認する機会が何度かありましたが、ちゃんと先端をつまんでいて、コースアウトもほとんどありません。

 ですが、「狙いを定める」という意識は薄いように感じられました。

 就学前の壮絶なトイトレを経て、数年でこの段階まで到達しました。

 「狙いを定める」こと以外に、残された課題はこんなところでしょうか。

・洋式トイレで座っておしっこをする
・ウォシュレットの使い方を覚える
・トラブルが起きた場合の対応

 上に挙げた二つは「オプション」みたいなもので、教える優先順位は低いですが、最後のトラブル対応は最難関だと思われます。

 障害の特性上、臨機応変にトラブル対応して乗り切るってことは極めて難しいでしょうから、親が「トイレで起こり得るトラブル」を思いつき限り挙げていき、それに対する対処法を教えていかなければいけません。

 例えば、水を流しても便器に汚れが残ってしまった場合、着ている服を汚してしまった際のスマートな対処法、カギをかけ忘れて誰かが入ってこようとした時にパニックを起こさないようにする…などなど。

 トイトレに限らず、日常生活においてこうした「想定外の事態への対応」を一つ一つ教えていくことはすごく大事です。自動運転車に搭載するAIを鍛えるような、地味で根気強い作業が求められます。

 息子のトイトレに終わりはなさそうです。それでも、中盤から終盤にさしかかっているような感はあります。

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