「エア父子家庭」はちゃんと機能するのか〜妻の入院2日前

妻の入院&手術に伴うぼくの休みが始まりました。

 妻の入院により息子のお世話が必要になる7日間の休みを会社に申請したのですが、制度的な休日やらローテーション職場特有の機械的に割り振られる休暇が合わさって、入院前2日と退院後1日がプラスされた計10連休となりました。

 ありがたく休むこととしました。

 妻は「何も心配していない」と言ってくれているのですが、漠然とした不安があります。

 例えば、これが土日に妻が旅行に出掛けてぼくが息子と2人で留守番をする、あるいは、夏休み期間中に3〜4日間妻が家を空けている時に2人で過ごすーというのであれば、確かに何の心配もいりません。

 息子もぼくも休みであれば、テキトーに過ごせばいいわけですし、そういう経験は何回かしました。

 しかし今回は、息子を学校に送り出して迎えに行って、家庭療育をはじめとした育児も家事もすべて自分1人で行う、イコール「息子=重度自閉症児との日常を回していく作業」を自分1人でやらなきゃいけないわけです。

 これは、「趣味は料理です」と自慢する男に似ています。ぼくにもそんな時期がありました。

 マニアックなレシピ本の通りにスパイスや調味料を何種類も揃え、輸入食材を買い込み、半日ぐらいかけて珍しい料理を作るのだけれど、原価がやたら高くつき、残った食材や調味料を再び使う機会もなく賞味期限が過ぎて捨ててしまうーといった感じ。

 金銭的にも労力的にもコスパが悪く、持続可能なやり方ではありません。あくまで「趣味」の範疇です。

 これと同じで、子育てに関しても、仕事が休みの日に遊び相手をするだけで「オレは子育てができている」と考えるのは早計だと思います。

 時間が空いた時に気が向いたら相手をすればいい「趣味の子育て」と、常にお子さんと向き合って逃げることができない「日常生活としての子育て」は違うはずです。

 障害児の親はみんなそうでしょうが、「自分たちが死んだらわが子はどうなってしまうのだろうか」という不安を抱えております。

 わが家の場合、フルタイムで働くぼくが家計の大部分を支えており、育児をちゃんと分担しているという自負はありますが、息子の家庭療育とPTA活動のすべて、ご近所付き合いと家事の多くは妻が担っています。

加治川サイクリングリードを走る妻と息子
写真=地元の「加治川サイクリングロード」を走る息子と妻。息子にはまだママの入院のことを伝えていません=2021年4月11日、新潟県新発田市

 そういう状況の中、「どちらが欠けたら生活が立ちゆかなくなるか」というと、妻が欠ける方がはるかに影響が大きいはずです。

 ぼくが死んだとしても、なんとかなるような気がします、謙遜でも自虐でもなく。

 そんなふうに日々考えていたぼくとしては、今回の妻の入院により「自分一人で息子との日常を回せる能力があるかどうか」が試される機会だと捉えています。

 書いているうちどんどん大げさな感じになってきましたが、そんなに気負っているわけでもないんです。

 学びの多い「エア父子家庭」体験にしたいと思っております。

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