コーネリアス小山田圭吾氏の大炎上から得られた「学び」①〜胸くそ悪い「障害者いじめ」を商品化して金を稼いだ編集者の方がもっと悪質

前回書いた記事の続きです。コーネリアス小山田圭吾氏、燃え続けていますね。

 「サブカル老人会・インターネット老人会」メンバーとしては、小山田氏が陰惨な『障害者いじめ』をした経験を雑誌のインタビューで得意げに語る『人間のクズ中のクズ』だってことは「争いのない常識」であって、「何を今さら騒いでいるんだろう」と、当初はちょっと冷めた感じで眺めていました。

 日本で最も有名な「人間のクズ中のクズ」の一人である小山田氏がオリパラに関わっていることに心底驚いただけで。

 そんな炎上騒ぎですが、問題の小山田氏のインタビューを読んだ20年前には気づかなかった、ちょっとした「学び」もありました。

 得られる「学び」はこれから増えるかもしれません。

 とりあえず現時点でも、二つ挙げることができます。

①胸くそ悪い「障害者いじめ」エピソードを商品化して金を稼いだ編集者の方がより「人間のクズ中のクズ」
②障害児と健常児をただ一緒にしただけの「インクルーシブ教育」は、障害児の命に関わる危険な社会実験

 「学び」について触れる前に、前回の記事をアップした後にあった動きについて。

 小山田氏が自分の公式Twitterアカウントで、「小山田圭吾氏名義でよく出来た謝罪コメントのテキストを画像で発表」(表記は「5ちゃんねる」スレのタイトルから)しました。

 ぼくが楽しみにしていた「2020年代っぽい新たなセルフブランディング」は全くみられず、コミュニケーションや法律のプロたちやマナー講師みたいな実務家たちが寄ってたかってこねくり回した、つまらなくて当たり障りのない文面でした。がっかりでした。

 こねくり回しすぎて素材の持ち味が全く生かされていない側面は強いのですが、それでも「共感性が極めて乏しいんだろうなぁ」というお人柄は文面からにじんでいました。

 1990年代にセルフブランディングしたところの露悪趣味からの連続性という点が甘いのは、原案作成のためにご本人から聞き取りしたインタビュー担当の実務家の感性がいまいちだったからだと想像しています。

 ここまで書いたちょっと意地悪な評価は、小山田氏に向けたものではなく、この「よく出来た謝罪コメント」の原案を作り、校正し、最終チェックをしたであろう実務家たちに向けてのものです。

 アーティストの小山田氏に、そこまでの「ソツないコメント力」は期待していません。

 組織委としては、東京五輪結団式でアスリートたちに行ったとみられる「素朴な振り付け」が炎上した教訓から、小山田氏の炎上に対しては「水も漏らさない完璧なコメント」を作成したつもりだったのかもしれません。

 それにしても、炎上ばかりしている東京オリパラです。

 小山田氏がせっかく「よく出来た謝罪コメントのテキストを画像で発表」したというのに、今度は事務方である五輪組織委員会そのものが別の燃料を投下してしまいました。

 Yahoo!ニュースが掲載した日刊スポーツの記事「五輪組織委が小山田氏の続投発表「現在は倫理観もって」過去発言は把握せず」から引用します(太字は筆者)。

一方、小山田氏本人はこの取材時当時の発言については後悔し反省しており、現在は高い倫理観をもって創作活動に献身するクリエーターの一人であると考えている。

日刊スポーツ「五輪組織委が小山田氏の続投発表「現在は倫理観もって」過去発言は把握せず」より引用

 なんで「高い倫理観」なんて言葉を使ったのだろう。

 小山田氏に(高い低い以前に)倫理観があると思っている「サブカル老人会・インターネット老人会」メンバーはゼロでしょうし、われわれより若い小山田氏のファンでも、「倫理観が高そう」と思っている人は少ないのではないでしょうか。

 「障害者いじめ」を自ら語って「人間のクズ中のクズ」という個性を売りにしていた小山田氏がいつ、どのタイミングで倫理観を爆上げしたのでしょう?

 これまで続いてきたトラブルから、五輪組織委自体が「倫理観が高い」と考えている国民は少ないはずです。

 倫理観が高くなさそうな五輪組織委が言うところの、小山田氏の「倫理観の高さ」って、自分たち(五輪組織委メンバー)より高いということなのか、自分たち並みってことなのか。

 倫理観のなさを売りにしていた人について、倫理観の有無に疑義が生じている組織が、倫理観の高い・低いを論じているわけです。

 五輪組織委には「現代的なリテラシー」が決定的に欠如しているようです。

 アスリートやアーティストを守るどころか矢面に立たせ、持ち味を発揮させられない。事務局の体を成していない。いろんな意味で最低最悪です。

 アスリートも小山田氏も気の毒です。

 五輪組織委の話はつまんないので、ここまでにします。

 小山田氏のコメントによると、小山田氏はこれから加害者に会って直接謝罪しようとしているようです。

 これについては、ネットでもさんざん指摘されているように、その謝罪は自己都合であり、被害者を再び傷つける一方的で身勝手な暴力でしかありません。

 そもそもオリパラの仕事受ける際に逡巡したのが本当であれば、その時になぜ過去を清算しようとしなかったのか。

 相手の気持ちを本当に尊重するのであれば、1年後でも10年後でも待ち続けて、相手方が謝罪なり賠償なりを求めてきたタイミングで真摯に対応すればいいだけでの話で。

 また、被害者に会って謝罪することや、被害者が謝罪を受け入れるかどうかは、今回の炎上の本質的な要素ではないとぼくは思います。

 小山田氏が雑誌に語った「障害者いじめ」が作り話だったと分かったとしても、この炎上は鎮静化しないのではないでしょうか。

 未成年の頃に本当に障害者いじめをしていたかどうかよりも、アーティストとして活動する中で、「障害者をいじめた話」を吹聴し、アーティストとしてのブランティングに利用していたことこそ、小山田氏の「人間のクズ中のクズ」たるゆえんです。

 人をバカにして、障害者をバカにして、金を稼いでいたという点では、インタビューを企画して雑誌に掲載した編集者も小山田氏と同じぐらい、いや、小山田氏以上に「人間のクズ中のクズ」だと思います。

 障害者をバカにして稼いだカネで飲む酒はうまいか?

 炎上してから非常に多くの場所で引用されている、電八郎さん「孤立無援のブログ」の記事「小山田圭吾のいじめを次世代に語り継ぐ」から引用します(太字、伏字は筆者)。

取材を終えた×××は、次のような感想を述べます。
今回僕が見た限りでは、いじめられてた人のその後には、救いが無かった。でも僕は、救いがないのも含めてエンターテイメントだと思っている。それが本当のポジティヴってことだと思うのだ。
(引用終わり)

電八郎・孤立無援のブログ「小山田圭吾のいじめを次世代に語り継ぐ」より引用

 原文は、「×××」の部分に編集者の実名が入っています。

 この編集者が小山田氏の炎上についてどう思っているのか、ぜひ聞いてみたいです。

 週刊文春さん、ぜひお願いいたします!

 今の小山田氏と同様に、この「人間のクズ中のクズ中のクズ」の編集者の倫理観もいつの間にか爆上げしていたら笑いますわ。

 しかし今や、小山田氏は音楽を抜きに、本当にワールドワイドな存在になってしまいました。

 最後に、素敵なツイートを一つ、紹介させてください(1*)。

 音楽評論家で音楽プロデューサーの高橋健太郎さんのものです(肩書きはWikipediaから引きました)。

 「音楽ジャーナリズムの問題でしかなく、僕にも責任の一端はあると思います」と明言されております。

 ぼくは大昔に渋谷系にハマっていた障害児の親ってだけであって、音楽ジャーナリズムのことは全く存じ上げませんが、この方が今回の問題に向き合う真摯な姿勢はすごく伝わってきます。

 五輪組織委さん、「高い倫理観がある」ってのは、高橋健太郎さんみたいな方のことを言うのであって、小山田氏やあなた方には該当しないのではないかと思います。

 小山田氏が通っていた学校で行われていた「インクルーシブ教育」については、次回書きます。

 (1*)2021年7月18日02:30に記事をアップした際には「素敵なツイートを二つ、紹介させてください」という表記だったのですが、最初に引用させていただいた元ツイートが削除されたため、そのツイートを紹介した部分を削除した上で再アップしました(2021.07.19 00:50追記)

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