子音の発音が上達した際に起こった新たな問題

息子はもうすぐ8歳の誕生日を迎えますが、「ちゃんとしゃべる」ことができません。子音の発音がうまくできないのです。例えば、「温泉に行きたい」ですと、「おんえん に いいあい」みたいになります。

 ぼくや妻はもちろん、学校の先生や支援員さんやセラピストの先生など、普段から息子と接している方々であれば、慣れているからか言っていることが分かりますし、「おんせん に いきたい」というふうに聞こえますし、問題なくコミュニケーションは取れます。
 でも、初めて息子と接する方ですと、子音の発音が不明瞭なので聞き取りにくいのです。クラスメートにも伝わっていないかもしれません。ですので、妻がABA(応用行動分析)のセラピーで子音の発音を気長に教えています。

 彼は自己肯定感が高いようで、自分の発音が不明瞭であろうとお構いなしで、自信満々にしゃべり続けます。「しゃべる」といっても、独り言みたいだったり、一方的に自己の要求を伝えるもの(「〜に行きたい」「〜を食べたい」などなど)がメインなのですが。

 それでも、やり取りが会話っぽくなることがたまにあって、うれしくなります。何しろ、かつては「この子は一生言葉を話せないかも」と思っていた時期もありましたので、聞き取りにくくても独り言っぽくても、親にとっては「すごい!頑張った!最高!」なんです。

 非常にゆっくりですが、息子は少しずつ子音の発音ができるようになってきています。そんな中で起こったエピソードを一つ。

 息子は基本的に「ふざけた」人間で、発語が十分にできないにも関わらず、しゃべりでウケを狙っているフシがあります。例えば、「2たす3はいくつ?」「今日は何月何日?」と質問すると、わざと隣の数字を答えてニヤニヤします。「ぼくは正解が分かっているけど、わざと間違えたんだよ」という具合に。

 そういう悪ふざけの延長で、家族で朝食や昼食をとる時に、息子は「ママ 朝(昼)ご飯を食べたら ビールを飲みたい!」と言っては喜んでいます。
 これは妻が夕食の際にビールを飲む習慣を受けたもので、「ママがビールを飲むのは夜ご飯の時で、朝(昼)は飲まないよ」というツッコミが欲しくて言っているのです。

 こういう彼なりの悪ふざけは小学校の入る前からあって、家の外で言うことがあっても、第三者には何を言っているのか分からなかったので、夫婦とも「まあいいか」と気に留めてもいなかったのです。

 それが先日、学校参観日があって妻が学校に行って教室を見学していると、給食の時間に息子が「ママ お昼ご飯を食べたら ビールを飲みたい」と大声で言ったそうです。で、先生の笑いは取れたし、ママが慌てる姿は見れたしで上機嫌だったそうです。

 これとて、以前なら第三者には「ママ おいうおはんをあえああ いーうをおいあい」としか聞こえなくて、何を言っているか伝わらなかったでしょう。
 われわれとしても、息子の成長を喜びつつも、「家の中での言動や習慣を息子が外部で暴露するリスク」も考えなきゃいけない時期になったんだなぁと気を引き締めるきっかけになりました。

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