味覚・嗅覚が戻ってトロロ汁と貝柱の刺身、牛タン塩焼きが食べられるようになった〜ととは完治、妻と息子は感染中②
退院して自宅に戻ってきてからは、ほぼ一日中息子と一緒に過ごしています。
会社からは「退院後1週間ぐらいは自宅療養を」と言われていて、もともと妻が完治するまでは仕事には出られなかったので、ちょうど良かったです。
職場から家庭に新型コロナウイルスを持ち込み、全員に感染させてしまっていち早く完治した家族としては、まだ治っていない2人をしっかりと支えなければいけません。
息子は、自分の要求を通すために何度も何度も同じことを言う習慣がなくなっていました。一時は発熱もし、1週間以上も外に出られない生活を続けるうちに、彼なりに学んだこともあるのでしょう。
とはいえ、無気力だったり暗かったり不機嫌だったりすることは全くなく、家の中でできる「いたずら」を見つけては楽しんでいるふうです。進化しているようです。
暇なので、ぼくが入院でいない間のことを息子に聞いてみました。
ねぇねぇ、この指をはさむやつは何?
パルオメーター、人差し指はかる〜!
「パルスオキシメーター」は長くて覚えられなかったようですが、通じるからこれでOKです。それに、コロナが完治すれば、この言葉を使う機会もなさそうです。
保健所の人が来て、お鼻に綿棒を入れたんだよね
お鼻を耳そうじして、痛かった!
これはPCR検査のことです。障害があるため、唾液を大量に出す通常型の検査は難しいと保健所が判断し、綿棒で鼻の穴の中を「コチョコチョ」するやり方に変えてくれたのです。
保健所の方々名誉を守るために付け加えますと、息子は検査の時に痛みを感じなかったはずです。少し不安だったでしょうが。
彼が「お鼻の耳そうじ、痛かった!」と言う時は必ず表情がニヤニヤしています。ただ「痛かった」と言いたいだけなのでしょう。
息子は発症から4、5日目で、一番症状がピークになる時期と言われていますが、大したことはなさそうです。
たまに微熱、声がかすれたり、たんが出る時もありますが、お気に入りのパルスオキシメーターの数値はいつも97か98で、呼吸や酸素に関しては全く問題はないようです。
昨日(24日)夜は、妻が発症後初めて「まともな食事」をとることができた、記念すべき日でした。
ぼくが退院してからバナナとパン一切れぐらいしか食べられなかったので、昨夜はトロロ汁と貝柱の刺身、牛タン塩焼きと、食べやすそうなものを用意したら、全部食べてくれました。
味覚・嗅覚が戻ったとのことで、ビールも飲んでいました。「今まで飲んだことがない味だった」とのことでしたので、まだ完全ではないのでしょう。
妻から味覚・嗅覚の話を聞いたら、ぼくにも思い当たる節がありました。
入院していた時は、病院食の味が分かっていたつもりでしたが、退院直後に食べたシャインマスカットが「ただ甘いだけ」、たらこが「ただ塩辛いだけ」だったのです。カラムーチョは、「美味しい」という感覚はあるのですが、辛さを全く感じませんでした。
ずっと気付いていなかっただけで、ぼくも味覚・嗅覚が失われていて、治る途上なのかもしれません。
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