あるネット記事を読んだことを機に「支援校か支援級か通常級か」問題について久々に考えました

先日Twitterで流れてきた記事をご紹介します。LIMOというサイトに掲載されている「我が子は発達障害、小学校どう通う?ADHDの息子に『特別支援学級』を選んだ理由」と題したものです(タイトルをクリックすると記事に飛びます)。

 わが息子は小学校の特別支援学級に通っておりますが、就学時に特別支援学校にするか小学校の支援級にするかは、非常に悩ましい問題です。
 息子のケースについては、こちらに記載しております。

 息子は知的障害が伴う「カナー型」の重度自閉症ですので、通常級を選択する余地は極めて狭かったのですが、この記事を書いたライターさんの息子さんは知的障害がないとのことですので、支援級にするかどうかを決める際には、われわれ家族とは違った種類の難しさがあったと思われます。

 このライターの方は「通常級」「支援級」という選択肢から支援級を選び、われわれ家族は「支援校」「支援級」という選択肢から支援級を選んだことになります。

 この方の記事には、特別支援学級には「知的障害クラス」「自閉症・情緒障害クラス」の2種類に分けられていると書いてありますが、息子が通っている小学校では(たぶん)分けられていません。
 都市部の学校ではそういう仕組みなのでしょうか。確かに、マンパワーがあって態勢を整えることができるのであれば、そうやって分けた方が教育効果が高くなりそうです。

 この方の場合、就学先を決めるに当たって、「何人もの発達障害児を診てきた大ベテラン」の医師からの助言を参考に、支援級を選択したそうです。
 記事の末尾の部分を引用します(太字は原文のまま)。

親として「通常クラスで学んで欲しい」という願いを持つのは悪いことではありません。しかし、子どもにとってどのような学びの場が適しているかを判断する力は、親よりも教育関係者や専門医師の方が高いと個人的には考えています。

通常クラスで伸びる子もいれば特別支援学級に在籍した方が伸びる子もいるので、積極的にさまざまな機関と連携して、「どの学びの場が子どもにとって最適なのか」を考えていきましょう。

LIMO「我が子は発達障害、小学校どう通う?ADHDの息子に『特別支援学級』を選んだ理由」より

 前段の部分に関しては、異論を唱える方もおられると思われます。「わが子のことを一番よく知っているのは、わが子と一番多くの時間を過ごしている自分だ」と。

 おそらく、ライターの方はそうした異論が出ることをあらかじめ想定していたため、「個人的には…」と主観を強調した書き方をしたのでしょう。
 そして、その上で、「『どの学びの場が子どもにとって最適なのか』を考えていきましょう」と訴えているわけです。

 わが息子に引き付けて当てはめると、「親より判断する力が高い」とライターの方が個人的に考えたところの「教育関係者や専門医師」の方々が、やんわりと支援校を勧めたのに対し、妻とぼくは支援級を選んだことになります。

 なのですが、このライターの方が書かれたことは非常に共感できますし、重要な問題提起であると考えます。

 現時点では、妻とぼくの選択は「適切だった」と自己評価しております。
 ざっくり申し上げると、息子は学校に行くのが本当に楽しそうで、ペースが遅いながらも着実な成長を実感できるからです。

 「支援級を選んだことを適切だったと考える理由」「『支援校寄り』の子どもを支援級に通学させる上で親が気をつけたほうがいいと思うこと」については、とても長くなりますので、別の機会に少しずつ書いていきます。

 何にせよ、「どの学びの場が子どもにとって最適なのか」を保護者が考え続けることは、非常に重要だと思います。

 もちろん、われわれ家族も「是が非でも支援級」というわけではありません。

 いま息子がいる「学びの場」が息子にとって最適でないと感じるようになれば、その場をより適した形になるようにすべく動き始めるか、別の場に移動することを検討するか、何らかの対応をするつもりです。

 Twitterはもっぱら情報収集のために使っており、呟くことはほぼゼロです。自閉症/発達障害がある当事者の方やご家族、専門的な支援者など、さまざまな個人・団体をフォローしていて、考えさせられること、気付かされることが多くあります。
 余談ですが、紹介したこのサイト、パソコンで読む分には支障ないのですが、スマホで閲覧すると広告がえげつないほど表示され、極めて読みにくいです。ネットで良質な情報を無料で得ることができるのは広告出稿する企業のおかげであることは承知しておりますが、広告表示の仕方をもう少し「利用者に優しい」ものに進化させてほしいなぁと思っております。表示方法があまりにもしつこいと、その企業や商品名が「不快なもの」として顧客に記憶されてしまう恐れもあります。

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