芝を剥がしまくっています

昨年の今頃は庭にソリ遊び用の雪山を作って息子を遊ばせていたのですが、ことしは現時点では暖冬のようで雪がほとんど積もりません。
 市内のスキー場でソリ遊びの課外授業が近く予定されていますが、こんな天気が続くと厳しいでしょう。

 息子はソリ遊びも好きなのですが、雪がないならないで公園の遊具で楽しく遊んでいますので、特に残念そうな様子はありません。

 ぼくも、せっかくの雪のない冬ですので、庭の改良に着手しました。具体的にいうと、芝を掘り起こして剥がす作業を行なっています。

 われわれ家族が暮らす家は築30年ぐらいの中古住宅なのですが、庭には前にお住まいだった方が植えた芝が残されていました。
 当初は庭全体をまんべんなく覆うように植えたのだと思われますが、おそらく途中でメンテナンスをあきらめたのではないかと推測しています。

 購入した当初は庭に雑草が全く生えておらず、芝も控えめな感じで地面にへばり付いていました。で、庭の一部に「ハーブガーデン」「家庭菜園」の区画を設け、それ以外の「空き地」部分は放ったらかしにしておきました。

 この中古住宅に暮らしてもうすぐ5年になり、「空き地」部分の無秩序さが目に余るようになってきました。

 グランドカバーとして引越し直前に植えたリッピア(ヒメイワダレソウ)は、芝や雑草との戦いに敗れてほぼ全滅してしまいました。

 そして、この5年弱の間、「空き地部分」にはメヒシバ、オヒシバ、ドクダミの「三大勢力」をはじめ、カタバミ、タネツケバナ、ヨウシュヤマゴボウ、スベリヒユ、イヌタデ、コミカンソウ、コニシキソウ、ハハコグザ、ホトケノザなど、さまざまな雑草が生えてきました。

 ドクダミは3年前、葉と花をアルコール漬けにして「かゆみ止めスプレー」を作ったのですが、まだ使い切れずに残っています。化粧水も作りましたが、怖くて1回も使っていません。
 タネツケバナ(少し青臭いですがクレソンのような味がします)とスベリヒユ(山形県では郷土料理の食材として使われるそうです)は生えてくれば少し食べますが、そんなにいっぱい食べるものでもありません。もっとも、食べるのはぼくだけで、妻は全く興味を示してくれません。

 勝手に生えてくる雑草の名前を調べ、観察するのはぼくの趣味の一つでもあるのですが、見過ごせないほどのカオス状態になってしまいました。そろそろ「リセット」が必要な時期です。

 また、草がこれ以上生い茂ると、わが家の空き地部分を大きなトイレだと勘違いしている近所の猫たちをさらに増長させることになりかねませんし、蛇が居着いてしまう恐れもあります。

 過去の写真を探して並べてみました。①は購入直後でまだ住んでいない時期の庭です。
 砂地で保水力も栄養分もほぼゼロだったこともあって、前の持ち主の方が植えた芝のほかに植物が生える余地もなく、これはこれで「秩序ある」状態ではありました。

 ②は住み始めて2年ちょっと経った頃です。空き地部分に雑草が生えてきています。家庭菜園との境界に生えている黄色い花はハハコグサです。
 花が可愛くて好きな雑草なのですが、枯れるとかなりみすぼらしいです。どのようにして種がもたらされるのかは不明ですが、鳥のフンにでも混じっていたのでしょうか。

 ③は昨年の夏です。記録的な猛暑だったことに加え、このサイトの立ち上げ準備に没頭していた時期でもあったため、庭のメンテナンスは全く行なっておらず、過去最高レベルに草ぼうぼうになりました。
 こんなふうに息子が空き地部分にも水をまき散らすため、雑草たちはきっと大喜びだったはずです。困ったものです。

 そして、④が現在の庭です。遺跡の発掘現場のようにも見えます。作業としては、スコップで芝を掘り起こして根を露出させ、根に付いている土が雨で流れるのを待ってから取り除くーという流れです。

 雪が積もるまでにどこまでできるか分かりませんが、この作業は運動にもなりますし、なかなか楽しいです。作業している間、息子はでこぼこの庭を走り回ったり、スコップを持って土を掘る真似をしてみたりと、おとなしく付き合ってくれるので、助かっています。

 掘り返してみてよく分かりましたが、芝の根って土中深くには張らないのですが、浅いところにびっしり生えているんですね。亀の子たわしのようです。これじゃあ、新参者のリッピアが勝てるわけがありません。申し訳ないことをしました。

 掘り返した部分には、クリーピングタイムを植える予定です。

 このサイトのテーマである「療育・子育て」とほとんど関係がない「趣味・日常」カテゴリーの2本目の記事です。ガーデニングや園芸関係のブログって写真が美しくて見とれてしまうものも多いですが、この記事の写真たちの地味さといったら…w 数ヶ月後、美しく庭を覆うクリーピングタイムの写真を誇らしげに掲載する日を想像しながら、芝の掘り起こし作業を進めていくこととします。
 記事の途中で雑草の名前をいろいろ挙げました。妻を含めて共感してくださる方がほとんどいないのですが、雑草の鑑賞ってなかなか趣があって、いいものです。「道端の名もなき(草)花」なんて歌詞の曲がきっとあると思いますが、道端の大部分の草花にはちゃんと名前が付いているのです、知名度がものすごく低いだけで。

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