親や教師が近くにいなくて一人でいる時の方がちゃんと課題に取り組むことが分かった

息子の学校は休みだけど、妻は日中にパート勤務があり、ぼくは夜勤明けで起きるのが遅いーという生活パターンになることが月に1回ぐらいあります。

 妻が家を出る午前8時半ごろからぼくが起きる午前10時すぎまでの間は実質的に、息子が一人になります。

 以前はこの1時間半〜2時間の留守番タイムに実家から親に来てもらっていました。

 最近では、妻が出掛ける前に「ととは11時に起きる」と伝え、「漢字の書き取り」「算数ドリル」「教科書の音読」「塗り絵」「パズル」といった課題を与えると、ぼくが起きるまでの間、静かに過ごしてくれます。ぼくが起きる時間は、あえて遅めに伝えているそうです。

 前回このブログにアップしたのは、泣かないでイスに座れるようになった2歳半の頃のエピソードを描いた妻のマンガでした。7年も経つと、こんなに成長するんです。

 先日このパターンの時、午前9時前にトイレに起きたついでに様子を覗きに行くと、ニコニコしながらジグソーパズルをしていました。

 ぼくの姿に気付いて「とと起きたら自転車に乗る〜!」と言ってきたので、「起きたらね〜」と返すと、それ以上深追いすることもなくパズルの続きに取り組んでいました。

 で、そこから二度寝して起きて、息子とサイクリングロードを往復し、お昼を食べで家でゴロゴロしていると、いつもより勤務時間が短かったようで妻が帰ってきました。

ととが寝ている時にちゃんと勉強した?

ちゃんと勉強したー!

 宿題として与えたプリントを妻が確認すると、算数は全問正解、漢字の書き取りも丁寧で、字の大きさが揃っていたそうで、感激して息子を褒めまくっていました。

 ぼくは妻がどんな宿題を出したのか知らなかったのですが、見てみると、なるほど、ちゃんとやっている。

 左(8月25日)は、息子が新型コロナウイルスに感染中にぼくと一緒にやった計算プリント、右(10月3日)は、ぼくが寝ている時に自習でやった計算プリントです。

 左は電卓を使っての計算ですので問題が難しいのですが、注目すべきは数字の大きさと形。右は、上手ではありませんが、大きさが揃っていてちゃんと読めます。

 コロナの自宅療養中でぼくが療育をしていた時、こんなふうにちゃんと数字を書いたことはありません。

びっくりした。やればできるんだ

あたしたちや先生がいるとふざけるのに、自習だとしっかりやるんだね

学校で勉強する時も、自習を取り入れてもらうといいかもしれない

 やればできるのにやらない理由は明らかで、ふざけた方が目の前にいる親や先生の気を引くことができると思っているのです。

 ABA(応用行動分析)的にいうと、「間違った強化」がされてしまっていたようです。最後までちゃんとやれば褒めてもらえるのに、親や先生が目の前にいると、手っ取り早い結果(=反応)を求めてしまうーということのようです。

 いかにも彼らしい。

 「親や先生が目の前にいても落ち着いてちゃんとやる」というのが目指すべき姿ですが、しばらくは自習をうまく活用することでいい方向に導けるかもしれない。

 支援級の担任の先生にもお願いしてみよう。

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