5年ぶりの耳掃除

3カ月ぶりに家族で日帰り温泉に行ってきました。
 年明け以降、庭の雪山でそり遊びをし、家の前の道路の雪かきをするのが休日の日課になっていましたが、家の周りも雪がほぼ消え、気軽に家族でお出掛けができるようになりました。

 息子もうれしそうでした。

 われわれ家族が暮らす地域では、昨年の夏から秋にかけては多くの日帰り温泉が休業していました。
 最近では、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じた上で営業を再開している施設が増えてきているようです。いいことです。

 こまめに消毒し、室内で密にならないように心掛けるなど、施設も利用者側も感染防止のスキルが上がってきているのだと思います。

 息子も、「学校やお店に入る時はマスクをする」というのが「車に乗ったらシートベルトをする」というのと同じ、当たり前の習慣として定着してきたようです。いいことです。

 この日行った日帰り温泉(新潟県村上市の「龍泉」)は、露天風呂の数が多くて洗い場も広く、休憩所もゆったりしていて、いろいろと個性的な息子を連れて行ってもあまり気兼ねせずに利用できる、素晴らしい施設です。

 家族で日帰り温泉に行った際はいつも、妻が温泉から上がる間(1時間半ぐらい)、いかに息子を飽きさせずに間を持たせるかというところで、父親であるぼくの手腕が試されます。

 時間配分はいつも、こんなパターンです。

・「露天風呂→髪を洗う→露天風呂→身体を洗う→露天風呂→内風呂→お着替え」で30〜50分
・「休憩室でiPad+漢字・計算ドリル」で40分〜1時間

 しかし、この日は5つある露天風呂のうちの3つにお湯が張っておらず、息子が好きな滝も止まっていました。

 感染防止の観点なのか、コロナ渦で利用者が減っているため経費節減で止めているのか分かりませんが、ぼくとしては「時間稼ぎ」に使えるアイテムが限られるわけで、温泉内に長く滞在するためには何が別の工夫が必要となります。

 その場の思い付きで、いろいろ試してみました。

①露天風呂で210まで数える
②髪を洗う&身体を洗うをできる限り独力でさせる
③いつもより丁寧にドライヤーで髪を乾かす

 こうして挙げてみると、どうってことないものばかりですが、それぞれに意義深いものがありました。

 浴槽に浸かって数えるのは、普段は110までなのですが、「露天風呂だから、のぼせないだろう」ということで初の200台に挑戦しました。
 のぼせることなく、ちゃんと数えてくれました。

 「髪を洗う&身体を洗う」は、最初に少し自分でやらせて、ぼくが仕上げをするのがいつものパターンです。

 この時は洗い場がガラガラで、左右5メートルぐらいに他のお客さんがいませんでした。
 急いで身体を洗う必要がなく、周囲にシャンプーやボディーソープの泡が飛んでも迷惑にならなかったため、息子の横でずっと眺めていました。

日帰り温泉の休憩スペースでドリルをする息子
写真=日帰り温泉の休憩スペースでドリルをする息子。他のお客さんから「教育熱心な親」だと思われているかもしれませんw=2021年2月、新潟県村上市

 これがまた、洗い残しの場所を口頭で説明するだけで、ちゃんとできました。

 「時間がない」「手間がかかる」という理由ですぐに手を出してしまい、結果として過保護にしていたのかもしれません。

 ドライヤーで髪を乾かしている時に、備え付けのくしで髪をとかしても嫌がらなかったのも収穫でした。

 また、髪を乾かした後、「耳掃除するよー」と言いながら備え付けの綿棒を使っても大丈夫でした。
 息子の耳掃除をするのは初めてでしたが、あんまり汚れていないのは意外でした。

 結果として、いつもより長く温泉内にいることができました。

 温泉から上がった妻にこれらのことを話すと、耳掃除ができたことにすごく驚いていました。

 綿棒を使った耳掃除をするのは5年ぶりなのだそうです。

 妻は、就学前のトイレトレーニングを始め、日常生活に関するさまざまなことをABA(応用行動分析)を使った家庭療育で息子に教えています。

 「髪を切る」が目下最大の課題で、もう4〜5年続けていますが、いまだに嫌がります。最近は、「爪を切る」に挑戦していて、これは順調にできるようになっています。

 妻によると、息子の耳はちゃんと聞こえているようですし、耳あかが垂れてくることもないし、耳を痒がることもないようなので、たまにティッシュで耳の入り口を拭くだけで済ませていたそうです。

 綿棒と使った耳掃除は、「いずれ教えなきゃいけないけれど優先順位がかなり低い課題」だったそうな。

 結果として、かなりのお手柄だったようです。

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