コーネリアス小山田圭吾氏の大炎上から得られた「学び」③〜障害児と健常児をただ一緒にしただけの「インクルーシブ教育」は、障害児の命すら奪いかねない危険な社会実験

コーネリアス小山田圭吾氏が五輪開会式の楽曲担当を辞任しましたが、今回の大炎上から教訓を導き出す作業は続けます。

 書いていると、かつて聴いていた「フリッパーズ・ギター」の曲が頭の中で勝手に再生されます。

 渋谷系音楽のマイブームはとうに過ぎ、小山田氏が「障害者いじめ」を自慢する「人間のクズ中のクズ」であることを20年ぐらい前に知ってから聴き直す気もなかったのですが、この炎上騒ぎで作品を思い出してしまった形です。皮肉なものです。

 このブログ、2日に1回のペースでの更新を基本としているのですが、炎上の動きが早すぎるのと、非常に「学び」に満ちていることもあって、連日更新になっています。

 近く「通常モード」に戻すつもりですが、この炎上は今後、障害児(者)を取り巻く環境について議論する際にずーっと引用され続けるでしょうし、小山田氏の名は日本で障害者福祉を語る上で欠かせないものとなっていくでしょうし、当事者の親としてはこの炎上事件を「歴史として語り継いでいかねばならない責務」すら感じております。

 大きく出てしまいました。大げさかもしれませんが、今はそんなふうに考えております。

 本題に入る前に、少し気になったことを。

 小山田氏が五輪開会式の音楽担当を辞めましたが、辞める前に発表したコメントにあった、「いじめ被害者への直接謝罪」を実行するのかどうかは注目です。

 五輪組織委は、小山田氏を「高い倫理観がある」と絶賛していました。

 五輪組織委を辞めたのを機に、五輪組織委が言うところの「高い倫理観」も同時に捨てて、これまで通りの「人間のクズ中のクズ」モードに戻るのかどうか。

 個人的には、その方が小山田氏らしくて「好感」が持てますが。

 ないとは思いますが、「実はぼくも障害があって悩んでいた」なんて急に言い始めて同情を買おうとする手法だけはやめていただきたいです。

 お願いですから、こっち側に来ないでください。

 もう一つ、すごくどうでもいい細かい話なのですが、週刊誌FLASHがYahoo!ニュースに配信した記事のズレっぷりが気になりました。

 小山田氏が五輪開会式の音楽担当だと発表があったのを受けて「五輪反対派が急にだんまり? 開会式“演出チーム”に「サブカル大物」が集結」[7/15(木) 19:37配信]、本人の辞任発表を受けて「小山田圭吾、海外からも批判されて辞任…なぜウィキに『いじめ問題』は記載されてなかった?」[7/19(月) 21:34配信]という2本の記事を出しています。

 プロとして、これはかなり恥ずかしい。気の利いたことを書いたつもりだったのに結果として流れを激しく読み間違えてしまい、悔し紛れに「wikiに書いていない」って八つ当たりみたいな「続報」を打つのはさぁ…。

 FLASHのライターもこの大炎上の被害者かもしれません。

 あと、絵本作家の「のぶみ」氏がオリパラ関係のイベントに加わっていることがネットで話題に上り始めました。

 小山田氏と違って、どういう人柄でどういう作品を出しているのか全く知りませんが、ネットで名前が挙がるたびにプチ炎上を繰り返していたので、存在は知っていました。

 「東京2020 NIPPONフェスティバル」ってサイトの「ムーサの島・アートワークショップ参加者一覧」ってとこに名前が入っているので、このことかもしれません。

 …主催者のサイトを確認してこの部分を書いたのが7月20日昼だったのですが、そのわずか数時間後にYahooニュースに毎日新聞の記事「のぶみさん、五輪関連プログラムの出演辞退 発言にネットで批判」[7/20(火) 16:47配信]がアップされていました。

 一部を引用します(蛍光マーカーは筆者)。

過去に著書やSNSなどで、教員いじめを疑われる行動や、先天性疾患のある子どもへの差別的発言を披露しており、インターネットを中心に批判が起きていた。

Yahooニュース・毎日新聞「のぶみさん、五輪関連プログラムの出演辞退 発言にネットで批判」より引用

 と、いうことだそうです。

 今日(7月20日)の朝、Twitterを開いたら「小山田圭吾が辞任したら今度は『のぶみ』かよ。もっとひどいのが出てきた」という感じでプチ炎上していて、ネット記事が出て話題になっているのかなと思ったら、ツイートのネタ元のリンクは主催者のサイトでした。

 プレスリリースでマスコミが記事にしたのではなくて、どなたかが自力で見つけてきて、問題提起されたのだと思われます。

 しかし、炎上を即座にキャッチしてわずが半日ぐらい辞退するってのは、かなりのベテランですね。

 これまでも修羅場をくぐってこられた経験から、世界を巻き込んだ小山田氏の大炎上を目の当たりにして、即座に撤退を決断されたのかもしれません。「今までのプチ炎上とレベルが違う」と。

 いわゆる「豚演出」で渡辺直美さんを侮辱した電通出身のクリエーティブディレクターもいましたし、「障害者いじめ」の小山田圭吾氏「教員いじめ&先天性疾患の子ども差別」ののぶみと、東京オリンピック・パラリンピックの周辺には「他人の尊厳を踏みにじってバカにするのが好きな方々」が集まっていたようです。

 そろそろ本題のインクルーシブ教育について。

 ぼくは「障害児の親」として7年半余りのキャリア?がありますが、インクルーシブ教育という言葉の正確な意味を知ったのは、つい最近のことです。

 米国在住で「Saltbox 自閉症&自由ブログ」を運営されているCheeさんのツイートを2カ月前に読んだのを機に、この記事を書きました。

 ぼくがインクルーシブ教育に対して抱いている懸念は、この記事に書きましたので繰り返しません。ただ、今回の小山田氏の大炎上を受けて「やっぱり危険な社会実験だなぁ」という警戒感はさらに強まりました。

 インクルーシブ教育の理念は素晴らしいと思います。それが理念通りに本当に実践できるかというのは、別の話です。旧ソ連も崇高な理念から始まりました。

 インクルーシブ教育に対して、ぼくは「抜本的な解決を図ることができる『理想的かつ夢の技術』と昔から言われていて『腕試し』したがる野心的な研究者はいるけれど、手術がアクロバティックで投薬のタイミングも非常に難しく、ほとんどの場合は失敗に終わり、多くの場合は患者が重症化して下手をすると命を落とすため、患者や患者家族からは評判が悪く、政府も評価に困っている治療法」って印象があります。

 医療の専門家ではありませんのでピントがずれているかもしれませんが、この例え方が一番しっくりくると思って書いてみました。

 先の記事で引用したCheeさんのツイートを、再び引用させていただきます。

 小山田氏が燃え始めた最初の頃、ぼくは「この炎上事件が全世界に、『インクルーシブ教育の先進国』といわれている国々にも広まるといいなぁ」と思っていましたが、そんな期待を上回る広がり方をしたようです。

 世界各国の障害児教育関係者の反応が待たれるところです。

 しかし、日本でインクルーシブ教育を提唱されている専門家や団体は、この炎上事件について早急にコメントした方がいいと思います。

 「凶悪犯罪」の舞台となったとされる和光学園だけでなくて。

 対応が遅れれば遅れるほど、障害児の親たちの「インクルーシブ教育離れ」は進んでいくはずですし、小山田氏の大炎上に対する見解を示すことなく従来通りにインクルーシブ教育を唱え続けようとする専門家は「マッド・サイエンティスト」扱いされるはずです。

 それは、障害者の親たちも望まない展開だと思います。

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