9年ぶりに訪れた「近所の離島」は、ほんの少しオシャレになっていた〜粟島ホースセラピー1泊2日・前編

障害のある子どもを対象にした「ホースセラピー」で、新潟県の粟島に行ってきました。

 手元にある資料によると、正式な事業名は「障がいのある子どもたちのための『ホース(馬)セラピー体験事業』in粟島」で、JRA日本中央競馬会特別振興資金助成事業として運営され、対象は「小・中学生の障がいのあるご本人とその介助者」です。

 ホースセラピーが開催されることは、毎月郵送される地元の「手をつなぐ育成会」の会報で知り、すぐに申し込みました。

 育成会に入った理由については以前、こちらに書きました。

 コロナ禍で家族旅行の予定も立てられない中、今回のホースセラピーはわが家の夏休み最大のイベントです。

 このイベント開催を知ることができただけでも、育成会の年会費の「元が取れた」感じがします。

 障害児(者)向けの支援事業というと、50代以上の方は「戸締り用心、火の用心」のCMで有名でおなじみの日本船舶振興会(笹川財団)を前身とする日本財団が有名ですが、同じ公営ギャンブルの主催者であるJRA中央競馬会もこうした事業を展開されていることは、今回初めて知りました。

 ぼくはギャンブルをやる習慣はないのですが、自宅から車で20分ぐらいのところにある新潟競馬場(新潟市北区)は大好きで、新型コロナウイルスがこんなになる前には家族で何度か出掛けました。

 新潟競馬場、最高です。

 今回のホースセラピーも、会社の先輩をはじめとする競馬ファンの皆さんが「貢いだ」お金で運営されていると思うと、感慨もひとしおです。

 本当にありがとうございます。コロナ禍が落ち着いたら、家族3人で再び新潟競馬場に出掛け、馬券を買ってみようと思います。

 粟島にはちょうど9年前、息子が0歳8カ月の時に初めて行きました。

 当時の写真を探してみました。

 ①は、島民の女性が妊娠すると乳が多く出るようにと祈りに行くという「乳入観音」です。当時、妻はまだ母乳を与えていました。

 この写真を見せても息子は「赤ちゃん!」と言うだけで、昔の自分だという認識はないようです。仕方ないか。

 ②は、散歩している時に道端で見つけた「信仰の対象」です。この素朴な感じがたまらなくて、ずっと眺めていました。

 問題の③は日帰り入浴施設「おと姫の湯」の売店にあった「非公式ご当地キャラ」のグッズを紹介するポスターです。これ、今もあるのだろうか?

 …ここまでの文章は粟島に出かける前に書きました。以下は今回の訪問についてです。


 帰ってきました。ホースセラピーがあまりに素晴らしかったので、次回にしっかり書くことにして、ここでは本題以外の雑多な話題を。

 キャンプや釣りなどの観光客が結構いたのに驚きました。

 粟島の人口は338人(2021年5月1日現在)で、島民を対象にした新型コロナウイルスワクチンの一斉接種がかなり早い段階で終わっています。

 今回の来島に当たっては、2週間前からの体温の測定と記録提出が粟島浦村役場から求められ、乗船前後には検温がありました。

 離島での観光ですのでもともと密にはなりにくいでしょうし、しっかりと管理している印象です。

 釜谷地区を訪れるのは初めてです。粟島には、粟島汽船の港がある内浦地区と、外海に面している釜谷地区があります。地元のおじいさんたちが午前中から屋外でビールを飲んでいて、内浦よりもユルい感じです。

 ホースセラピーの座学は、村役場などが入る粟島浦村合同庁舎で行われました。風化した白い壁と大きな木、県のマークが入ったパラボラアンテナがいかにも「離島の政治・行政の拠点」って感じでいい味を出しています。

 島唯一の信号は、内浦地区の粟島小中学校前にあります。この周辺の様子は9年前から変わっていないようです。

 植生は本土とそんなに変わらないのかもしれませんが、やはり離島っぽい風情が感じられます。

 大豆と思われる豆が抜いたままコンクリートの上で干されている光景もよく目にしました。軒下に吊り下げた玉ねぎには、直射日光を避けるためかこんなふうに段ボールで覆われています。

 息子はサイクリングがマイブームですので、時間があればレンタサイクルで島を回ろうと考えていました。

 粟島のレンタサイクルに子ども用自転車はなく、一番小さいので24インチでした。お借りしていたのですが、今の息子には少し大きかったようで、サイクリングは断念しました。

 来年以降なら大丈夫でしょうから、今後の楽しみとします。

 島内をバスで回った時、レンタサイクルで島内一周をしているグループを結構見掛けました。

 競技用の自転車を持ち込んでフル装備で臨むならともかく、高低差がかなりあるため、レンタサイクルのママチャリで一周するのはハードだと思います。

 子ども用自転車をあえて用意していない理由が分かりましたし、島内一周はよほど体力に自信がある方以外は電動アシスト付きが無難です。

 昔ながらのおみやげ店も健在でしたが、おしゃれで新しい建物をいくつか発見しました。9年前に訪れた時には見掛けなかったものです。

 若者向けと思われるゲストハウスがありましたし、港の近くにはカフェができていました。

 帰りのフェリーに乗る直前、妻がこのカフェでアイスコーヒを買った時、「すごく残念な話を聞いた」と言いながら帰ってきました。

 前日の夜、宿泊が内浦地区の民宿だったので、「近くに居酒屋があるかもしれない」と思って家族3人で散策したけれど見つけることができなくておとなしく寝たのですが、このカフェ、夜には居酒屋営業をしているそうで、昨夜も「バリバリやってましたよー」とのことでした。

 ショック! 次回の来島の際には必ず飲みに行きます。

 9年前に「泡姫ちゃん」グッズが販売されていた日帰り入浴施設「おと姫の湯」に入る時間はなかったのですが、入り口から中ののぞくと、Tシャツ販売コーナーは見えたのですが、「泡姫ちゃん」関連の展示・販売は確認できませんでした。

 そういえば、「ふなっしー」の姿も見なくなりましたし、こうしたアクの強い「ご当地キャラ」はもう流行らないのかもしれません。

 「泡姫ちゃん」が一度でも流行ったことがあるのかどうかは分かりません。流行らなかったような気がします。

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