「デジタルデバイスを使って息子の可能性を広げたいんですー✨」という購入動機は「後付け」〜iPadをいかに自閉症児の子育てに役立つようカスタマイズするか⓪
息子用にiPad miniを買ってしまいました。子どもがおもちゃにするには、かなり立派なものです。
購入に至ったきっかけは、タブレット端末を使った学習教材のモニターをやったことでした。
モニターで使っていたタブレット端末に息子が所有意識と愛着を持ち始め、「●●(息子の名前)のぱぽぽん(パソコン)!」と言って家中を持ち歩くようになり、モニター期間が終わったらかわいそうだなぁと思って。
「1カ月も無料体験できてラッキー」と喜んで飛びついた教材モニターでしたが、結局高くついてしまいました。
わが家には、息子がまだ妻のお腹にいたころに買ったiPad2があります。
古くて動作が重い上にOSの更新もできなくなって、ここ4〜5年はほぼ放ったらかしになっています。
ただ、息子が年中組ぐらいまでは大活躍してくれていて、外出や旅行の時には必ず持って行ってました。
そして、妻とぼくのQOL(生活の質)向上に多大な功績を残してくれました
QOLというと立派に聞こえますが、要は、家族3人で飲み屋に行った時の「時間稼ぎ」に欠かせないものだったーということです。
iPad2のおかげで、妻とぼくは外でお酒を飲むことができたのです。ありがとうスティーブ・ジョブス!
わが家の初代タブレットであるiPad2には、絵合わせゲームや、ひらがなを押すと発音してくれるもの、時計の読み方が学べるものと、いろんな知育アプリを入れました。
YouTubeの子ども向けコンテンツにもお世話になりました。
「Wheels on the Bus」 と題した一連の動画にハマった時期があって、半年ぐらい暇さえあれば再生し続け、妻を悩ませていました。
この動画、先ほど久々に開いたら、21億回も再生されているんですね。そこまでスゴいコンテンツだったとは知りませんでした。
さて、2代目タブレットのiPad miniはどうやって活用していこうか。
とりあえず、iPad miniを持たせることで、息子がぼくのiPhoneを奪う場面が減るという効果は期待できそうです。
今までは、暇になるとぼくのスマホを勝手に持って行っては、これまでにぼくが撮影した家族の写真や動画を見たり、音楽を再生したり、自分で写真を撮りまくったりしていました。
もっとも、ぼくの方でもスマホを息子から奪われるのは想定内で、外出時などは渡しておけば静かにしてくれるとあって、放っておきました。
勝手にいじられると困るアプリにはロックをかけていたため、勝手に電話やメールをするなど第三者に迷惑をかけるようなトラブルはこれまで発生していませんでした。
ただ、音楽アプリやLINEを消され、呆然としたことが何度もありました。
再ダウンロードして再設定してーというのがかなりの手間でした。
写真に関しても、彼は1回奪うと家中を巡回して300枚ぐらい撮影します。
ピントが合っていて構図も面白い写真を選んで残して大部分を消す作業は相変わらずしなきゃいけませんが、ぼくのくたびれたスマホよりは容量に余裕があるでしょうから、毎回チマチマと消さなくても大丈夫そうです。
勢いで買ってしまった2代目タブレットの元を取るため、有効な活用法を考える必要性に迫られているといった感じです。
「デジタルデバイスを使って息子の可能性を広げたいんですー✨」といった意識高い動機があったわけではありませんし、このブログをお読みの方々に「iPadいいよー」とオススメする意図もありません。
「家にタブレット端末があるけど、あんまり使っていない」「なんとなく買ってしまったけど、どうやって使おうか」とお考えの方には、これから書こうとしている一連の雑文が何かの役に立つかもしれません。
息子はいま、自転車を運転したり電車でお出掛けしたりするのがマイブームですが、これから天気が悪くなってくると、それらに代わる「楽しみ」を見つけなければいけません。
まずは、「外遊びできない日の暇つぶし用」という視点でいきます。
にほんブログ村
自閉症児育児ランキング