全国で休校…

昨日、「特別な支援を必要とする子どもの学びを考える」と題したシンポジウム&座談会が地元で開かれ、参加してきました。

 特別支援学校高等部を卒業した後など18歳以上の障害児(者)に「学びの場」を提供している二つの障害福祉サービス事業所の代表者、高等特別支援学校で進路指導を担当されている先生の計3氏が講師を務め、保護者の方や福祉関係者のお話もうかがうことができ、「気付き」と「学び」が非常に多かったです。仕事を休んで参加するだけの価値がありました。

 この「シンポジウム&座談会」について書き始めていたところ、先ほど、「新型肺炎対策で安倍晋三首相が『全国すべての小中高校や特別支援学校で週明けの3月2日から春休みまで臨時休校を行う要請する』と発言した」との速報が入ってきました。

 あまりに大きなニュースであり、主に子育てを担っているママさんたちにも困惑が広がっていると思われます。
 拡大を食い止められるかどうかは「ここ1、2週間が勝負」という見方を受けた緊急的な対策だということは分かるのですが、子育てをする家庭への影響があまりに大きすぎ、呆然として思考力も想像力も鈍った状態です。

 そんな時ですので、シンポジウム&座談会の記事を書くのを今は中断し、後日しっかりとまとめようと思います。

 さて、どうなることやら。

 「要請」なんて言葉を使っていますが、文部科学省を含めた国の行政のトップが言っているのですから、休校になるでしょう。
 ただ、われわれ家族が暮らす新潟県は新型肺炎の感染発生が発表されていません(27日午後11時現在)ので、判断が難しいかもしれません(*1)。

 しかし、元気でうるさくて自動ドアを偏愛するわが息子が3週間も早く実質的な「春休み」に入るとなると、親としてはかなりの「覚悟」と「スタミナ」が求められます。妻もきっと同じ思いでしょう、彼女は飲みに出掛けていますので今は思いを共有できませんが。

 都道府県や市区町村の教育委員会の担当職員の方は、国からの連絡を待ちながら各学校との連絡・調整をしたり、議員や市民からの問い合わせに対応したりで、徹夜作業ではないでしょうか。本当にお疲れさまです。

 いま、学校や市教委に問い合わせても何も分からないでしょうから、明日以降に連絡が来るのを待つしかありません。

 現時点では、保育所や放課後児童クラブ(学童保育)は「休み要請」の対象ではないとの報道があります。
 しかし、共働きで、育児を頼むことができる親族が近くにいないご家庭の場合、職場との調整が大変でしょうし、これに乗じてパートや派遣の従業員を解雇しようという不届きな事業主が出てくる可能性もあります。

 障害を抱えるお子さんと保護者の方たちがどうか、困難や混乱が少なく穏やかに過ごせますように。

 (*1)2月29日午前、新潟市内での感染者発生が発表され、3月2日には新潟県内2例目が確認されました。

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