先輩ママさんたちの集まりに唯一の男性メンバーとして参加しております

先日、障害がある子どもを育てている地域の保護者グループの会合に参加してきました。
 メンバーが互いの近況報告をしたり、講師の方を招いて座談会をしたりという形式で、年に2、3回のペースで集まっているそうです。妻は3回目、ぼくは2回目の参加で、われわれ夫婦は新入りメンバーです。

 グループは10年以上前に結成されたとのことですので、メンバーの方々の「障害を持つ子ども」といっても、就職されている30歳の方を筆頭に専門学校生、支援校高等部、中学校の支援級在籍と、わが息子(小2)よりかなり大きいのです。

 それゆえ、非常に勉強になりますし、刺激にもなります。妻もぼくも今の息子に向き合うのが精一杯ですので、息子が中学、高校を経て就労ーなどというのは、想像もつかない「遥か遠くの未来」の話なんです、感覚としては。

 5年あるいは10年先、息子に何ができるようになり、何が相変わらずできないのか、障害を起因とする新たな「生きづらさ」を抱えることになっているかもしれないし、案外器用に周囲に溶け込んでいるかもしれないし…。
 考えても仕方ないような気がしますし、考えないようにしている側面もあります。それではいけないとは思うのですが。

 自閉症をはじめとする発達障害って、近年は認知が進んできているおかげもあって、「うちの子は自閉症(発達障害)なんです」と告げても、障害の特性を理解した上で受け止めてくださる方がきっと、昔より増えてきているのではないでしょうか。
 発達障害がある子どもが右肩上がりで増加してきて、学校や施設側の受け入れが間に合わないーなんてニュースも目にします。

 障害の話から少し離れますが、社会の認知が進んできているというのは、これまでに「さまざまな理由でこれまで社会で生きづらかった人々」にとって、非常にありがたいことです。

 「セクハラ」「パワハラ」「児童虐待」「DV」という言葉が普及してくれたおかげで、「そうした行為は社会的に求められない」という認識が広がり、対策が講じられるようになったわけですので。
 障害者に対する「合理的配慮」もそうですし、「LGBT」の方に対する理解も、少しずつではありますが進んできていると思います。

 そんなところから思いを巡らしてみると、グループに参加されている先輩ママさんたち(注:過去にも男性のメンバーはいなかったようですので、この呼称にしました)のお子さんたちがまだ小さかった頃、「自閉症スペクトラム」という概念がまだ定着してなかったはずです。
 発達障害当事者とその家族を取り巻く環境が今より厳しかった時代に子育てをされてきたわけです。後輩としては、もうその一点だけでも尊敬に値します。

 会合で、そんな先輩ママさんたちにわれわれの子育ての話をすると、

「分かる分かる。その頃は先が見えないで大変だったけど、いつか乗り越えられるのよ」
「急に成長する時が来るのよね」

などとアドバイスをいただけます。

 さらに、成長していくと、その成長過程でまた違った「子育ての難しさ」が出てくることも知ることができました。

 思えば、このサイト立ち上げた動機の一つは、「われわれ家族の経験が、お子さんが自閉症と診断されたばかりの保護者の方々に何か参考になることがあるかもしれない」と思ったことでした。

 息子はもうすぐ8歳になりますが、自閉症と診断された2歳の頃から時系列で振り返っていくと、「その時は先が見えないで大変だったけど、いつか乗り越えられる時がある」「急に成長する時期がある」というのは、実感として分かります。
 手の掛かる子どもを育てていく経験を共有し、コミュニケーションを図っていくことで、同じような境遇の「仲間たち」が少しでもリラックスできて、肩の力が抜ける時間ができるといいなと願っております。

 この保護者グループの集まりは、過去2回ともぼくが唯一の男性の参加者でして、皆さまからとても大事に扱われているのを感じました。本当にありがとうございます。ただ、雑談をしている際に話題が夫(元夫も含む)に関するものになると、その場がなんとも微妙な空気に変わっていくのを感じました。「イクメン」なんてのも、最近できた言葉ですしね。
 ですので、先輩ママさんたちの「夫の話」にぼくの方から踏み込んでいくのは、カラカラに乾いた導火線の上でマッチを擦るようで、かなりリスキーな感じがします。しかし、障害児の子育てにおいて先輩パパさんたちがどのような役割を果たし、パートナーから現在どのような評価を受けているのか、いつかは聞いてみたいと思います。

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