あれはちょうど7年前、息子は2歳5カ月、希望に燃えてABAセラピーを始めたが…〜自閉症子育てマンガ「かにママのABA療育日記」006
「かにママABA療育日記」第6作です。
![「かにママのABAセラピー」006というタイトルのマンガの1ページ目](https://lovebeer-loveshibata.com/wp-content/uploads/2021/05/療育マンガ006-01-723x1024.jpg)
![「かにママのABAセラピー」006というタイトルのマンガの2ページ目](https://lovebeer-loveshibata.com/wp-content/uploads/2021/05/療育マンガ006-02-723x1024.jpg)
ここに描かれているのは7年前、「つみきの会」に入って、テキストの「つみきブック」を基に家庭療育を始めたばかりの頃のエピソードです。
息子が1歳の頃、妻は「この子は私のことを好きじゃないのかも」と何度も何度も言っていて、そのたびにぼくは「そんなふうには見えないよ」「気のせいじゃないの」と答えていました。
妻はそういう違和感を1歳半検診の際に保健師さんに伝え、その保健師さんの勧めで2歳1カ月の時に保健所に行って診断名が付きました。
この時初めて、「妻が言っていたのは、障害の特性ゆえだったのか」と悟りました。
「気のせいでは」などと言って受け流したことを思い出し、妻に申し訳ないという気持ちにもなりました。
このマンガの1ページ目に「いつかママと呼んでくれるかもしれない!」というセリフがあります。
息子は今や「ママ!ママ!」とうるさいぐらいに呼んできます。特に、自分の要求を通したい時と注目してほしい時には。
9歳にもなって、ママにベタベタと甘えてきます。
息子は1〜2歳の頃はもちろん、就学前にもママに甘えるという感じはありませんでしたので、こうした感情も遅れてやってきたのでしょう。
ものすごく遅かったですが、着実に成長はしています。
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