お子さんのやる気を引き出すのに有効なもの(強化子)〜自閉症子育てマンガ「かにママのABA療育日記」004
「かにママABA療育日記」第4作です。
1年4カ月ぶりの自閉症子育てマンガです。
このブログは、ABA(応用行動分析)による家庭療育を続けている妻の体験をマンガと文章でご紹介するために立ち上げたのですが、現時点で妻の投稿(マンガ)が4本、「場つなぎ」のつもりで書き始めたぼくの文章が144本と数が逆転してしまい、なんだかよく分からない状態が続いております。
手術が終わって退院したら、引き続き書いてくれると思われます。
妻が前回マンガをアップした2020年1月時点では、まだ日本で新型コロナウイルスの感染者が確認されておりませんでした。
この間に妻は、参加したり企画・運営に関わったりするはずだった祭りやイベントの中止を嘆き悲しみ、二度にわたる学校の臨時休校に途方に暮れ、PTA役員としての活動でヘロヘロになり、緊急事態宣言の影響で実家の焼き鳥店が一時休業し、再開後も客足がなかなか戻らないことに心を痛め、「実家の助けになれば」との名目で頻繁に家族で店に夕食&飲みに行く習慣ができたことに喜び、祭りやイベントがないから家族で無人駅ウォーキングするようになったことで身体が鍛えられ、偶然立ち寄った山形県小国町のショッピングセンターを偏愛するようになり…と、いろいろありました。
コロナ以前のことって、すごく遠い昔の出来事のようです。
今回のマンガに取り上げた強化子については、家庭療育をやっていないぼくでも、その重要性は理解しています。
療育がうまくいくかどうかは、強化子(きょうかし)次第といえます。
例えば、息子は最近、自転車に乗るのがマイブームで、登校前に「学校で大声を出さなかったら、帰ってから一緒に自転車に乗るよ」と伝えておくと、それなりに効果があります。
こういう手法は、ぼくも使っております。
強化子を使った療育に対して、「子どもをモノで釣っているみたい」という否定的な捉え方をする人もおられるようです。
でも、この「うまくできたら、いいことがある」というのは、手法としては体罰の真逆なんですよね。
とても平和的でハッピーなやり方だと思います。加えて、効果も抜群。
そして、障害児を育てる親にも強化子は必要です。大人だって褒められれば「もっと頑張ろう」と思うし、やる気もモチベーションも出てくるはずですから。
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