3月は別れの季節〜①三越新潟店

息子のコロナ春休みもようやく中盤戦に差しかかろうとしています。1カ月強ですから、夏休みに匹敵する長さです。

 夏休みであれば毎年のことですので「来月から夏休みが始まるぞ。気合いを入れて息子と遊ばなきゃ」と十分な心の準備をした上で迎えるわけですが、今回のは突然でしたので、まだペースをつかめていない感じです。

 息子は日々楽しそうに過ごしているのですが、先日、用事があって妻と小学校に行った際、担任の先生に久々に会って大喜びだったそうです。
 学校から帰ってからは、先生からいただいたドリルをどこに行く時も大事そうに持ち歩いています。
 自分からしゃべりはしませんが、彼も学校が恋しいのかもしれません。

 妻もぼくも仕事が休みの日は、家族でお出掛けしています。

 人が密集していて換気が十分でない場所は新型コロナウイルスの感染リスクがあるとされておりますが、お出掛けといっても公共交通機関ではなくマイカーですし、せいぜい半径100キロ以内の近場です。
 そのエリアで最も人が密集していそうな地域といってもせいぜい新潟市中央区ですし、その新潟市中央区もコロナの影響か人出は少なくなっていますので、まあ大丈夫でしょう。

 しかし、近場に車でお出掛けするといっても、それほどバリエーションが豊富なわけではありませんので、創意工夫が必要になります。「さて、どういう名目で出掛けようか」と考えるわけです。

 ここ最近2回のドライブのテーマは「別れ」。目的地はこちらでした。

・三越新潟店(新潟市中央区=2020年3月22日で閉店)
・かのせ温泉赤崎荘(新潟県阿賀町=2020年3月16日から一時休業)

 新潟市内には三越新潟店、新潟伊勢丹と二つの百貨店が地理的に近い場所にあるため、株式会社三越伊勢丹ホールディングスとして三越新潟店の方を閉めるのは自然な経営判断なのでしょうが、新潟ローカル的には、三越閉店は地域を揺るがす「大事件」なのです。

 三越新潟店が立地するのは、新潟一の繁華街として歴史と伝統と誇る新潟市中央区の古町地区です。
 この地区にあった大和新潟店が2010年に閉店し、さらに三越の撤退することで、古町地区の百貨店がゼロになるのです。

三越新潟店前のライオンとの別れを惜しむ息子
写真=三越新潟店前のライオンとの別れを惜しむ息子=2020年3月、新潟市中央区

 考えてみれば、われわれ家族が三越で買い物するのは数年に1回ぐらいでした。
 伊勢丹の方には年に1〜2回行きますが、衣料品や高級生活雑貨などは眺めるだけで、帰り際に無料駐車券目当てで地下の食料品売り場でお惣菜を2つ3つ買う程度でした。

 そして、百貨店で実物を眺めてきた衣料品や高級生活雑貨は、楽天やヤフオクで安く買います。
 実物を見てきているので、ネットでも安心して注文できます。

 これだけネットが普及すればそういう消費者が増えていくでしょうし、百貨店という業態が立ち行かなくなるのは必然ともいえます。

臨時休業中の西堀ROSAを歩く息子
写真=臨時休業中の地下商店街「西堀ROSA」を歩く息子。ほぼ貸切状態でした=2020年3月、新潟市中央区

 平日の三越新潟店が普段どんな感じかは分かりませんが、この日は高齢者を中心に多くの買い物客が集まっておりました。
 ワゴンに値引き品が山積みになっているコーナーもあり、文字通りの「閉店売り尽くしバーゲン」状態でした。

 息子はライオン像と握手し、すべての1階ドアを開け閉めし、彼なりに別れを惜しんでいました。
 妻は一通り店内を物色した後に、バスタオルを何枚か購入しました。

 店内にはお客さんがメッセージを書いて貼ることができるスペースもあり、地域に愛され続けてきた百貨店であることが伝わります。前身の小林呉服店から数えると113年の歴史があるそうですから。

 余談ですが、この日の古町地区来訪で一番驚いたのが、地下商店街「西堀ROSA」の様子でした。
 地下駐車場から三越に向かうのに通ったのですが、すべての店舗がシャッターを閉じておりました。

 「西堀ROSA」と聞くと、特別な思いを抱く新潟県民は多いでしょうが、県外の方々は全くピンとこないと思われます。Wikipediaから引用します。

西堀ローサ(にしぼりろーさ)は、新潟県新潟市中央区西堀通(新潟市道)地下にある地下街[1]。新潟市が運営する第三セクター「新潟地下開発」が運営管理を行っている[1]
…地下街としては本州日本海側では随一の規模といわれる[8]
…地下街でありながら鉄道駅などの大型公共交通施設には全く近接していない、全国的に珍しい形態の地下街である[9]

Wikipedia「西堀ROSA」から引用

 妻やぼくのようなアラフォー・アラフィフの新潟市周辺住民にとって西堀ROSAは、「都会的」「時代を先取り」「オシャレの最先端」な場所だったのです。
 ぼくはそれほど思い入れがありませんが、妻は中学・高校時代に電車とバスを乗り継いでROSAまで来て、シャレオツな洋服を買っていたそうです。

 ただ、ここ十数年ぐらいは、訪れるたびに「目に見えて衰退が進んでいる」状態で、妻は「キラキラしていたあたしのROSAはどこに行ったの?」と、いつも嘆いておりました。

 今回は全店舗閉鎖でしたので、「ついにROSA終わったか…。でも、ローカルニュースでやってないよね」と妻と言い合っていたのですが、違いました。
 帰り際に見つけた張り紙によると、この日は周辺の工事に伴う臨時休業日だったようです。

 三越新潟店はまもなく閉店ですが、近くには複合ビル「古町ルフル」が来月オープンします。この複合ビルは、大和新潟店跡地の再開発によって建設されたものです。

 この古町地区、都市機能が揃っていながら人通りが少ない(失礼!)ので、息子と一緒に散策するのにいいんですよね。皮肉ではなく、本心からそう思っております。

 ROSAも散策コースとしては最高です。イオンモールの「モールウォーキング」のように、健康づくりのウォーキングに活用するよう提案するのもいいのではないでしょうか。

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