たぶん初めてクリスマスプレゼントを喜んでくれた

わが息子は小2ですが、このぐらいの年齢の健常児のお子さんですと、クリスマスや誕生日が近づくと「こんなプレゼントが欲しい!」という熱烈なリクエストを親に対して寄せてくるのでしょう。しかし、重度自閉症児である息子に「プレゼントに何が欲しい?」と聞いても、何も答えてくれません。

子どものクリスマスプレゼント、何にするか決めた?

うちの子は自閉症なので、「何が欲しい」ってのが特にないんだよね〜

そうなんだ…

 12月に入ると妻は友人・知人とこんなやり取りをすることが結構あるようで、そのたびに毎回、少し寂しい思いをするそうです。
 子どもから高価なものをねだられるのも大変そうですが、何のリクエストもレスポンスもないのは、親としては物足りないものです。

 しかし、ことしのクリスマスで息子は、妻が用意したプレゼントをすごく喜んでくれました。
 過去のクリスマスには絵本やおもちゃをあげましたが、あまり反応がありませんでした。クリスマスプレゼントでここまで喜んでくれたのは初めてです。
 これがその様子を収めた写真です。

ポテトのスナック菓子を積み上げる息子
写真=クリスマスプレゼントでもらったスナック菓子を積み上げ、満足そうに眺める息子=2019年12月、新潟県新発田市

解説しますと、プレゼントは「ポテトのお菓子詰め合わせ6個セット」です。
「チップスター」や「じゃがりこ」は普段から食べているのですが、ドラえもんの青い靴下(画面左下)に入っていたことと、6個まとめて自分のものになったことでハイテンションになったものだと思われます。何度も積み直し、満足そうに眺めておりました。

 ちなみに背景の障子は、息子が破いた部分に色付きの和紙を貼って補修しております。画面右上の部分はつい最近破ったため、補修が間に合っておりません。これでは外から丸見えです。

 ぼくが少し前にネット通販で買った国語の教科書も喜んでくれましたし、最近はプレゼントの「打率」が高くて、うれしい限りです。ただ、昨年のクリスマスや誕生日にあれだけ喜んでくれたケーキに執着がなくなってしまい、それが少し寂しかったです。

 このプレゼントを贈呈後、「ケーキを食べよう」と言ったのですが、本人はチップスターがよかったみたいで、ケーキはほとんど妻とぼくで食べることになってしまいました。

 それにしても、8歳のクリスマスのプレゼントに「国語の教科書」「チップスター&じゃがりこ」というのは、全国的にもあまりないケースだと思われます。

 でもまあ、幸せの形は人それぞれなのです、きっと。

 冬休みが始まりました。これまでは日中の昼間にブログを書いていましたが、妻と手分けして息子の遊び相手をしているため、書きたいことはいろいろあるのですが、なかなか時間が取れません。年明けまでは、こんな感じの短文を載せていく予定です。

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