ことしこそ蚊に負けない!
タイトルだけみると発達障害児の療育とは一見関係なさそうですが、庭で栽培する夏野菜の世話や観察、収穫を息子にやらせるのもわが家では療育の一環と位置付けておりますので、息子を蚊から守る方法を考えることも療育なのだーということにして書き進めます。
息子は毎年、庭で蚊に刺されていますが、痒がっている様子をあまり見たことがありませんし、刺された跡をかきむしってる感じもありません。感覚が少し鈍いのかもしれません。
蚊が近くを飛んでいたら追い払う、腕にとまった蚊を叩いて仕留めるといったことも、できないと思います。これらは早急に教えなきゃいけません。
そういえば、われわれ家族がこんなに蚊に悩まされるようになったのはここ数年、現在の家で暮らすようになってからです。
この地域は公共下水道がまだ整備されていません。家の前に側溝があるのですが、平坦な土地ゆえに常に水が流れているわけではありません。
それでも、梅雨時や大雨の翌日などは水が流れて側溝がキレイになるのですが、それ以外の時は排水が滞留して、蚊の発生源となっています。
加えて、わが家は庭で野菜やハーブを育てているため、側溝で次々に生まれる蚊が居付きやすいのでしょう。
今頃の時期はまだマシですが、真夏になると、庭に3分もいれば必ず1回は刺されます。ひどいものです。
2週間ほど前から寝室で蚊取りマットを常時オンにし、蚊取り線香を室内を移動するたびに持ち歩いているのですが、それほど蚊を排除できていません。
蚊取りマットに至っては、本当に効果があるのかどうか疑わしい感じもします。
園芸をやっていると、作物を食い荒らす青虫やナメクジ、ヨトウムシなどの対策は講じるのですが、蚊の対策を真剣に考えたことはありませんでした。
庭で作業をする時には蚊取り線香を側に置きはするのですが、屋外ということもあって効果は「気休め」程度でしたし、刺されても「仕方ない」と諦めていました。
しかし、ことしは気合いを入れて蚊と戦うことに決めました。
ことしは例年よりも家庭菜園に植えた夏野菜の種類も量も多いですし、小まめに手入れをしているため、庭で作業する時間も格段に長くなっています。
それにつられてか、息子も妻も庭に滞在する時間が増えています。家族を吸血鬼から守らなければ!
…などと先日の夜に唐突に思い立ち、蚊取り器具を物色するため、スマホで5時間ほどショッピングサイトや個人ブログ、企業・団体のホームページを徘徊しました。
そして、分かっていたつもりでしたが、全く知らないことを一からネットで情報取集するって、今の時代、非常に困難なんだなぁと再認識しました。
だいぶ前にネットで拾って保存していた画像から引用しました。
タイトルで検索してみると、橋本(@riko3_)さんの2018年のツイートが元のようです。ありがとうございます。
まさにこういうことです。今回、蚊取り器具を物色した際も、ショッピングサイトのレビューや体験ブログなんかをたくさん読みましたが、「ウソくさいなぁ」という記述を多く見かけました。
あと、商品説明の日本語が変なサイトがやたら目につきます。
中国の業者が翻訳ソフトを使ってページを作成したのでしょうが、送り仮名が間違っていたり、簡体字(「东」「丝」など)がそのまま使われていたりしたサイトの商品は、購入の候補から除外しました。
一番タメになったのは、「電気設備の知識と技術」というサイトの「電撃殺虫器・捕虫器の仕組み」というページでした。一部を引用します。
電撃殺虫器は、害虫として代表的な「ハエ」や「蚊」を誘い込みにくい。…蚊の誘引は紫外線ではなく、人間の呼吸や、生ごみなどから発生する炭酸ガスなど、二酸化炭素に強く誘引されるという性質がある。蚊による被害を防止するために、紫外線を誘虫に用いる電撃殺虫器を計画しても、効果が発揮されない。
電気設備の知識と技術「電撃殺虫器・捕虫器の仕組み」より
商品を物色し始めた段階では、ここに出てくる「電撃殺虫器」というのがいいかなと思っていました。
コンビニの入り口の上などに設置してある、青い光を発して「バチバチバチ」とたまに物騒な音を立てるやつの家庭用バージョンです。
効果を強調しまくっているヨイショレビューがある一方、「蛾は取れるけど蚊は全然取れない」という指摘も一部にあって、「どっちが正しいのだろう」と思案している際に上記のページを見つけ、こちらを信じることにしました。
で、結局、蚊が好む光と二酸化炭素で誘引し、寄ってきた蚊をファンで吸引するタイプのものを注文しました。
日本製なので類似商品よりも高価でしたが、信用はできそうと判断しました。
安価なものを買っても効果がなければ全くのムダです。
高いものを買って効果がない場合、ショックは大きいですが、そこは賭けです。
われわれ家族のことしの夏のQOL(Quality of Life=生活の質)を大きく左右するともいえる「蚊取り器」は、近くわが家に届きます。
「蚊取り器」が来たら、いろいろと実験した上で成否をここでレポートしようと思います。
われわれ家族で一番、蚊に刺されやすいのは妻です。3人で同じ場所に滞在していても、刺される数はいつも、妻≫息子≫ぼくーの順なのです。これは以前から不思議に思っていて、ぼくより妻の方が年下なので、血もきっと美味しいのでしょうが、3人の中で圧倒的に若い息子より妻の方が刺されやすいはおかしいんですよね。年齢に関係なく、蚊は女性の血の方を好むのでしょうか?
蚊取り器を物色する中で、「蚊は二酸化炭素に強く誘引される」という知識を得ました。ってことは、3人の中で一番口数が多い(二酸化炭素の発生量が多い)妻に蚊が寄ってきやすいというのは、当然の帰結なのかもしれない…。この仮説を伝えたら妻は不満そうでしたが、「よくしゃべる人は蚊に刺されやすい」という傾向は一般的に認められるのでしょうか? 誰か研究してくれないかなぁ。実証できればイグノーベル賞は確実だと思います。
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