ケーキを食べることへの執着が薄れてきたので、一緒にケーキを作ってみた
ここ2週間ぐらい、ネットやスマホ関係の細々とした雑用に迫られ、このブログから疎遠になっていました。
この間にも書こうかなと思ったエピソードはいくつかあったのですが、プロバイダがいつの間にか仕様を変えたため妻もぼくもメールが受信できていない状態が1ヶ月以上続いていたのにようやく気づいて設定し直したり、妻のスマホのバッテリーがダメになったのでバックアップを取ったり、ついでに撮影しっぱなしで膨大な数の動画をクラウドに移してスマホの容量を軽くしたりと、仕事終わりにそんな作業をチマチマやっていて時間切れになっていました。
ただ、そんな雑用の中でも有意義な発見もありまして、妻が2〜3年前に撮影した息子の動画を時系列に大量に観ていると、日々接していると忘れてしまっている息子の成長に気付かされました。
奇声が減って発語が増えて発音がはっきりしてきています。
まあ今でも奇声を発し発語は少なくて発音も甘いのですが、彼なりに成長しているのだなと。
息子が通う小学校はクリスマスイブが終業式でした。
ぼくも会社が休みでしたので、家族3人でゆっくりと過ごしました。
そして、ケーキを作りました。
わが家では、10月下旬にぼく、11月上旬にママ、12月上旬に息子ーと誕生日が続き、クリスマスイブを含めると約2カ月間で計4回、ケーキを食べるのが習慣となっています。
妻もぼくも、それ以外の10カ月間は、自分から買ってケーキを食べることはありません。
頂き物があれば喜んで食べるのですが、そもそも甘いものを日常的に食べる習慣がないため、買おうという発想が出てこないのです。
息子は昨年、ケーキにハマっていて、小さなホールのケーキをスプーンでほじくっては美味しそうに食べていました。
妻とぼくは「好きな食べ物が増えて良かった」と喜んでいたのですが、ことしは「ケーキの3カ月間」が始まっても、あまり食べてくれません。
今の彼には、納豆やしらす、鮭ほぐしをかけたご飯や、「じゃがりこ」「チップスター」の方がいいようです。
息子が食べてくれないとなると、もともと甘いものを食べ慣れていない妻とぼくだけで市販のホールケーキを完食するのは、なかなか辛いものがあります。
ビールのつまみにもならないですし。
とはいえ、記念日にケーキがないのは寂しい。
そんなことから、今回のクリスマスイブには、ケーキを作ることにしました。
息子も自分で作れば愛着が湧いて食べたくなるかもしれないですし、作った方が安いですし。
ぼくは半世紀も生きてきたのに、これまでケーキを作ったことがありませんでした。
料理は好きなのですが、そういえば甘いもの系は全く経験がありません。
妻も、小学校の高学年の頃にクッキーを作ったことはあるそうですが、ケーキは初めてだそうです。
これは少し意外でした。小学生の頃から手羽先を焼いたり砂肝を炒めたりしていたイメージですので。
材料の用意や段取りは、わずかにスイーツ作りの経験がある妻にすべてお任せしました。
当日、①スポンジを横に二等分に切る②生クリームを作る③スポンジに生クリームを塗り、フルーツを載せるーという手順が言い渡されました。
へぇ、そんなに簡単にできるのか。
①は息子も手伝い、うまくできました。問題は②です。
ボウルに入れて泡立て器でかき混ぜても、一向に泡立つ気配がありません。
こんな少し濃い牛乳みたいな液体と砂糖をかき混ぜるだけで、フワフワの生クリームに変わるとは、にわかに信じられなくなりました。
作り方って、これで合っているんだよね?
いや、これでいいはずだけど
お互いにスマホで検索してレシピサイトやYouTubeの料理チャンネルを見ても、作り方が間違っているわけではないようです。
これさぁ、「生フリーム」とかいう名前の、別の商品を間違って買ってきたんじゃない?
そんなわけないでしょ
こんなに筋肉痛になりそうなほど一生懸命かき混ぜてフワフワにならなかったら切ないわ。
前世で悪いことをした報いなのかもしれない
パティシエって毎日こんなキツい作業をやっているんだ。すごいね
プロのパティシエは電動の泡立て器を使うと思うよ。
これを毎日毎日、手でかき混ぜるって、ローマ時代の奴隷だってここまでひどい重労働はやってなかったと思うよ
そんなことを言い合っているうちに、泡立ってきました。
絞り袋?に入れて模様を書くには少し柔らかかったものの、スポンジの間に塗るのにはちょうどいい具合でした。
ネットの受け売りですが、「7分立て」ってところですね、たぶん。
初めて作ったにしては、なかなかいい出来でした。
ケーキの形は、いかにも「素人が作りました」って感じでしたが、生クリームはすごく美味しかった。
息子の食い付きは相変わらずイマイチでしたが、貴重な経験にはなったと思います。
そういえば、息子と料理を作るってフルーチェぐらいしかなかったので、これから幅を広げていくのもいいかもしれない。
料理を教えていくことで、この先に作業所などで働く際に役立ちそうですし、女子ウケも狙えそうですし。
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