家族3人、何とか生き延びることができ、新潟県立新発田病院の皆さんと新潟県新発田地域振興局の保健師さんたち、新潟県行政にただただ感謝〜コロナ感染隔離生活・最終日
17日夕方から始まったぼくのコロナ感染隔離生活もようやく、23日午前で終わります。
入院直後に打っていただいた「抗体カクテル療法」の点滴がきいたことから、入院3日目(19日)からはずっと平熱です。ホテルに移ると思っていたのですが、結果的に完治するまで病院に居ることになりました。ありがたいことです。
この間、妻と実家の父親の陽性が確認(18日)、高熱とめまいで妻が倒れる(19日)、息子も発熱開始(20日)、息子が2回目のPCR検査(21日)、県の自宅療養キットが自宅に届く(21日)ーと、病室に隔離されたぼくをよそに、劇的な「事件」がいくつも発生しました。
とはいえ、妻の奮闘のおかげで、何とかヤマは超えることができました。
自宅内でどんなことが起こっていたのかは、ぼくが帰ってから妻の快復を待って話を聞くとして、重度自閉症・中度知的障害がある息子を含む家族3人全員が新型コロナウイルスにかかっても生き延びることができたのは、以下の理由からだと思います。
①ぼくが入院できて、回復に専念できた
②自宅療養せざるを得なかった妻と息子への保健所の十分なケア
妻より10歳年上で、基礎疾患があるぼくが入院できたのは本当にラッキーでした。治療と隔離によって、「最短ルート」で完治することで、自宅に戻って妻と息子のケアに当たることができます。
医療的ケアのないホテル療養や、家族3人全員での自宅療養では、こうはいかなかったと思います。
われわれ家族の話を熱心に聞いてくださり、3人の行政的な扱い(入院と自宅療養)を決定し、その後の丁寧な対応をされた新潟県新発田保健所の保健師の皆さんには、本当に感謝してもしきれません。ありがとうございました。
実家の父親も感染して自宅療養中ですが、既にワクチンを2回打っている効果か、症状は「喉が少し痛い」だけで非常に軽かったそうです。
感染しなかった母親によると、県の自宅療養支援チームから毎日電話が掛かってきて、支援物資も早く届いたようで、「日々、恐縮と感動している」とのことでした。
新潟県の保健師さんがもともと仕事熱心で真面目だというのもあるでしょうし、県行政の方向性を決める花角英世知事をはじめとする幹部職員がしっかりしていることもあるのでしょう。
ただ「目立てばいい」と思っているように見える誠実さのかけらも感じられない他自治体トップのヘンテコな動きをメディアで眺めるに、「実直でしっかりした首長を選ぶことがいかに大切か」ということを再認識しました。新潟県民で良かった。
入院から6日間、病室に持ち込んだMacでブログを書き続けました。
体調が優れない中で読み返す気力もない時もあったので、誤字脱字もあったかもしれませんが、「障害児がいる家庭で全員が新型コロナウイルスに感染したらどうなるか」という実例として、お読みいただいた方々の参考になれば幸いです。
コロナ感染隔離生活・最終日の食事はこんな感じでした。
夕食の魚(メニューによると「赤魚の揚げ煮」)は脂が乗っていて美味しかったです。「たいみそ」は以前入院した時にも出た記憶があります。薄味な献立が多いので、こういうのはうれしいです。
ぼくは19日からずっと平熱でしたので、ずっと部屋に閉じ込められているのが不思議な感じでした。
看護師さんによると、パルスオキシメーターの最低値は94だったそうです。1日に1回ぐらい咳き込むことはありましたが、息苦しいことも、立ちくらみも、味覚・嗅覚の異常も最後まで確認されませんでした。
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