「ママ こし なおった?」
妻の腰痛は、症状が落ち着いてきました。午前中に飲んだ市販の鎮痛剤が効いているようです。
昼前にはお風呂に浸かり、実家から帰ってきた息子と近所を散歩し、大量にトンカツを揚げ、ビールを3本飲んで、息子とともに眠りました。
昨夜の様子から「一人で息子の世話をするのは無理だな」と判断し、今朝、会社の上司に「きょう明日は仕事を休む」と電話で伝えたのですが、深刻さはかなり薄らぎました。
当たり前ですが、2人で力を合わせて家庭と家計を維持し、息子を育てているわけですので、そのうち1人が一日欠けただけでも、いつもの生活スタイルが取れなくなってしまうんですね。
変哲のない日常ってありがたい。
昼には、実家の両親が息子を送り届けに来ました。
母親に「どうだった?」と聞くと、息子はいつもよりワガママで、少し手に余ったようでした。
両親には申し訳なかったですが、これは仕方がないことだと判断し、妻もぼくも息子を注意しませんでした。
昨日からの流れを彼の目線で振り返れば、午前中にママと一緒に庭で遊んでいたのに急にママが動けなくなり、午後からは庭でずっと一人で遊び、夕方に「とと」が帰ってきて一緒に遊んでご飯を食べていたのに、夜になったら「ばばじじ」が迎えに来て、家を出ることになったわけです。
先月、息子を一人で実家に泊まらせた際には、タイムスケジュールをきちんと口頭で説明し、紙にも書いて渡してあったため、問題なく過ごすことができたそうです。
しかし今回は、想定外のことが次々と起こり、先の見通しが全く立たなかったわけですから、混乱するのも致し方ありません。
アラフィフのぼくですら、妻が急に動けなくなったことに相当ビビったのですから、もうすぐ9歳児の彼はよく頑張ったといえます、たぶん。
昨日の午後には、こんなやり取りが繰り返されたそうです。
ママ 外で遊ぶ〜 自転車乗りたい!
ごめんね、ママは腰が痛くて遊べないんだ
ママ こし なおった! 遊ぶ〜!
マ・マ・は・こ・し・が・い・た・い・の!!
なんだか2人ともかわいそうです。
というわけで、昼に息子が戻ってきてからは、2人がかりで全力で遊び相手をしました。
「車庫の2階の窓から屋根にジョウロで水を流す」という遊びに最近ハマっていて、延々と繰り返していました。
工事現場で見掛ける「コーン」と「ポール」を動かしてみたり置いてみたりと、基本的には一人遊びなのですが、ぼくがそばに居て、見ててくれれば満足なようです。
昨日できなかった自転車でのお散歩にも大喜びでした。
妻も息子もうれしそうで何よりです。
動けるって素晴らしい。トイレを気にせずにビールを飲めるのは素晴らしい。
痛くないからダンスもできるよ〜 踊ってみようか〜?
それはやめた方が…💧
痛みがなくなって動けるようになったとはいえ、鎮痛剤による「その場しのぎ」の対処です。
明日、医療機関でしっかり診察していただこうと思います。
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