「ひとりで子育てしている親が感染したら生活が詰んでしまう可能性が高い」問題をどう乗り越えていくか〜コロナ感染隔離生活・4日目

家族全員が新型コロナウイルスに感染する例が増えているようです。夫が外部で隔離療養して妻と子どもが自宅療養という、うちと同じようなケースもテレビで報じられていました。

 妻とぼくも痛感していますが、ひとりで子育てしている親が感染してしまったら、生活が詰んでしまう可能性が高いのです。

  親子ともに感染が確認された場合、一緒に入院できればベストです。しかし、医療資源が逼迫しているので、実現の可能性は低いのではないでしょうか。

 「大人の受け入れ先は見つかったけれど、子どもも一緒に引き受けられる場所がない」場合が考えられますし、うちのように「両親は陽性だけど子どもは陰性で超元気」というパターンだと、さらに厄介です。

 親子揃って自宅療養となれば、家事全般と育児は、新型コロナウイルスにかかった親が一手に担うことにななります。感染が親だけだとしても、子どもは「濃厚接触者」扱いになります。

 親子とも隔離対象ですので、親族や友人・知人はもちろん、家事代行サービスに委託することもできません。

 ということは、親が具合が悪くなって倒れるか寝込んでしまうと、お子さんは「ネグレクト状態」になってしまいます。

 妻は19日夕方、高熱と目まいで倒れたそうです。

 症状を聞くに、抗体カクテル療法の点滴を受ける前のぼくと同じく、体温が乱高下しています。

 妻によると、体調がいい日中に息子とサッカーや縄跳びをして、その疲れが出たのかもしれないーとのことでした。

 あー、分かる。ぼくもそうでしたが、発症から日が経つと、体が発熱した状態にだんだん慣れてきて、38.0℃ぐらいであれば「そんなに苦しくなくてラッキー」と思って、ついつい動いちゃうんですよね。

 とはいえ、妻が自宅で倒れても誰も気付かないし、誰も助けに来てくれません。

 そう考えると怖くなって、19日夜、ぼくと妻の担当をされた保健師がいる保健所に電話をしました。担当の方はこの日はもう退庁されたとのことで、別の保健師さんが応対してくださいました。

 ぼくは入院前の高熱と既往歴から入院させていただき、「抗体カクテル療法」の点滴のおかげで平熱まで下がってラクになったこと、先ほど妻が家で倒れたこと、もし妻の症状が入院が必要なぐらいまで悪化しても、重度自閉症がある息子の世話をしてもらえる人や場所がないことーを説明し、「症状が軽くなったぼくを自宅療養に回し、妻を入院かホテル療養で再調整していただくことは可能でしょうか」と尋ねました。

 看護師さんの回答はこうでした。

 ぼくの退院については「『抗体カクテル療法』は全く新しい治療法なので、しばらく経過観察が必要かもしれない」。なるほど、確かにそうですね。

 妻の再調整については、「明日、担当者とともに検討してみる」とのことでした。

 ぼくが家に戻らなければ入院もホテル療養も不可能ですが、意向をあらかじめ伝えておけばスムーズに進むでしょうから、聞いていただいたのは、ありがたかったです。

 一夜明け、隔離生活4日目(20日)は幸いにも妻の症状が落ち着き、元気そうでした。そして、保健所から電話が来た時に「再調整の必要はないです」と断ったのだそうです。

入院はもっと大変な人がするべきだし、ホテル療養は逆に怖いので、家族3人で自宅にいるのが一番いいわ

 せっかく昨夜、段取りを整えたのに…。入院はともかく、ホテルで一人になった方が落ち着くと思ったのですが、本人がそういうのなら、それでいいや。

 保健師さんともお話ししましたが、「症状が急変したら躊躇なく119番に電話する」、この方針で行こうと思います。事情を話せば、息子も救急車に乗せて一緒に連れて行ってくださるとのことでしたので。


 隔離生活4日目の食事はこんな感じです。

 隔離3日目の「豚しゃぶ」もそうでしたが、夕食に20円をプラスするだけでこんなに豪華になるのが驚きです。

 先ほど、23日(月)午前の退院が決まったと告げられました。もう症状はないので治ったとみていいのでしょうけど、発症が13日(金)夜でしたので、きっちり10日間隔離するということなのだと思われます。

 来週の予定献立表が届きました。美味しそうですが、あと少しのお付き合いとなります。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村
自閉症児育児ランキング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です