障害の有無に関わらず小4にもなると男の子は体力面で母親を上回ってしまうので対策が必要

わが家の細マッチョ自閉少年が支援級教室のドアのガラスを一撃で割ってしまい、妻が「尾崎豊の歌に出てくる犯罪者」化を懸念しているという記事を前回書きました。

 今のところ、妻の熱意ある指導の効果もあってか、ガラスを叩く・触るという行動はなくなったそうです。 

 息子のパワーを思い知らされる出来事が、ほかにもありました。

 先日、久々に家族3人でサイクリングロードを走りました。

 4月中旬に筋腫の摘出手術をして退院後、「お腹に力が入ることはしばらく避けた方がいい」というドクターの指導に基づき、長時間の自転車運転は控えてきました。

 ママも一緒のサイクリングは1カ月半ぶりということで、息子はいつもよりテンションが高かったのです。

 いざ出発すると、息子はママの存在を忘れて力の限りこぎ続けますし、ぼくは息子を追い掛けなきゃいけないのでかなりのスピードを出します。

 置いてきぼりになった妻は、途中で走るのをやめてしまいました。

何なのこのアスリート・サイクリングは。全然楽しくない。景色を楽しみながらゆっくり走ろうって気持ちはないの?

赤谷サイクリングロードを走る息子と妻
写真=春休みに初めて3人で赤谷サイクリングロードを走った時はのんびりしたものでしたが…=2021年4月、新潟県新発田市

 そういえば、妻の手術前に家族3人でサイクリングしていた時、息子は妻と並んでゆっくりと走っていました。

 でも、手術で入院してからは、サイクリングは息子とぼくの2人でした。この間、サイクリングロードを通算で30回近くは走っています。

 息子は、初めて通るコースは慎重にゆっくりを走るのですが、サイクリングロードはもう慣れきっていて、かなりのスピードを出します。

 そして、ハンドルさばきやブレーキ操作もかなり上達してきました。

 妻が息子を連れて2人だけでサイクリングロードを走るのは、もう無理です。 

 ずっと前から心配していた状況が、思ったよりも早く訪れました。

 息子に診断名が付いた2歳の頃、死ぬまでこの子と一緒に暮らして面倒を見続ける覚悟と、「いくら年を取っても体力的に息子より上でなければいけない」という課題が突きつけられたーと考えていました。

 言葉を使った意思疎通ができるようにならなければ、大きくなってもかんしゃくを起こし続けるでしょうし、男親はかんしゃくを起こした息子を制することができるだけの体力を維持し続けなければいけない、と。

 すごく立派な感じのことを書きましたが、だからといって、スポーツジムに通って筋肉を付けたり、マラソンを始めたりもしていません。

 妻もぼくもスポーツとは縁がなく、スポーツをする習慣もありません。一人でスポーツジムに行って体を鍛える時間があるのなら、その分息子と過ごす時間を増やしたい、とも思っていました。

 そんな中で心掛けたのは、「息子と同じだけ動いてみる」ことでした。

 3年ぐらい前にブームが終わってしまいましたが、毎日のように近所の公園のアスレチックで遊んでいた頃は、できる限り息子の後ろを追いかけ、付いて回りました。

 砂浜を走る、プールのウォータースライダーで遊ぶ、そり遊びで雪山を上り下りするーこうした時にも、見ているだけでなく一緒に体を動かしました。

 息子が成長するのに伴ってだんだんハードになっていきますが、こうしたことを続けることで体力が付きましたし、息子は喜んでくれるし、お金も掛からないしで、良いことづくめでした。

 小学4年で健常児ですと、お友達と遊びに行ったりするでしょうし、野球やサッカー、水泳などのスポーツクラブに通わせているご家庭もお子さんもあるでしょう。

 この年頃の男の子は障害の有無に関わらず体力があり余っています。生命力の塊みたいなもので、うらやましくも頼もしくもあります。

 しかし、同年代の子どもと遊んだりお友達を作ったりするほどのコミュニケーションスキルがない障害児は、どうすればいいのか。

 一人で体を動かすよう仕向けてもすぐに飽きてしまうでしょうし、一緒に体を動かそうにもハード過ぎて付き合いきれない親御さんも多いのではないでしょうか。

 障害児向けのスポーツクラブって、イナカにもあるのでしょうか? スポーツを積極的に取り入れている放課後等デイがあれば助かるとは思いますが、施設によって濃淡が強そうですよね。

 パラリンピック(やるかどうか分かりませんが)で障害者アスリートがマスコミで取り上げられる機会が増えてきていますが、一過性ではなく、障害児(者)が楽しく思いっきり体を動かせる環境が整っていけば良いなぁと期待しております。

 「障害のある男の子のあり余るパワーをどのように楽しく発散させていくか」問題を個人で解決していくのは無理があると思うからです。

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