「タケモトピアノのCM」に匹敵するキラーコンテンツが見つかり、妻とぼくのQOLが上がった
「タケモトピアノのCMを見せると赤ちゃんが泣き止む」というのは、今でも有名なのでしょうか。
息子が小さかった時、ものすごくお世話になりました。
ご存じない方がおられるかもしれませんので、貼っておきます。
どんなにグズって泣いていても、スマホでタケモトピアノのCMを再生すれば泣き止み、じっと画面を見つめ、しばらくすると笑い出しました。
あれから8年余。
息子は、どんな動画コンテンツであろうとも、ずーっと画面を観続けることができませんでした。
内容が理解できないということもあるのでしょうし、そもそも興味が湧かないのでしょう。
就学前は、ディズニーの英語教材「ワールドファミリー」(定価だとものすごく高価なのですが、ヤフオクで中古品を30分の1の値段で買いました)、Eテレの「英語であそぼ」「ピラゴラスイッチ」を観てくれた時期がありました。
しかし、小学校に入学してからは、食い入るように観る動画がありませんでした。
「いずれ興味を持ってくれるかも」と期待して買ったディズニー映画のDVDセットも、録画しておいたジブリ作品にも全く興味を示してくれません。
そんな息子にも最近、「タケモトピアノのCM」以来のキラーコンテンツが見つかりました。
Eテレの「さんすう犬ワン」(こちらを押すと「NHK for School」の番組紹介ページに飛びます)です。
NHK for Schoolによると、小学1〜3年向けの番組で、現在は毎週月曜の午前9:45〜9:55に放送されています。
Wikiから引用します。
算数の得意な警察犬「さんすう犬」のワンが算数に関する町の困りごとを解決していく痛快コメディドラマである。
Wikipedia「さんすう犬ワン」より
2013年度に小学校高学年(4 – 6年生)向けとしてスタートした『さんすう刑事ゼロ』が取り入れたドラマ形式が子供たちや小学校の授業などで大きく受け入れられたこともあり、小学校低学年向けの算数番組にもドラマ形式を取り入れたのが本番組である。
舞台となる「さんすう交番」には、警察犬のワンと、巡査のキュウベイ(お笑い芸人のスギちゃん)、新米巡査のテンコ(女優の伊藤梨沙子)がいて、悪役(それほど悪い感じはしない)のカズラーが算数に関する町の困りごとを引き起こし、ワンの力を借りながらテンコが困りごとを解決していくーといった内容です。
息子は昨年度、学校(支援級)で初めてこの番組を観たようで、妻は当時の担任の先生から「『さんすう犬ワン』が気に入ったようです」と聞いていましたが、その頃はプロ用の特殊な映像教材だと思い込んでいたそうです。
そして最近、妻は現在の担任の先生から「『さんすう犬ワン』以外にもお気に入りの番組を増やすため、今『がんこちゃん』を観せています」と聞き、Google検索して何のことか分かったのだそうです。
「少しでも興味の幅が広がるように」と担任の先生がいろいろ試してくださっているのは、ありがたいことです。
「がんこちゃん」は就学前に何度か観せたことがありますが、全くスルーでした。成長して面白さが分かってくるのかもしれませんし、もともと興味を引く感じでないのかもしれません。
息子が「さんすう犬ワン」にハマるのは分かります。
登場人物のキャラがはっきりしていて、話の流れが毎回同じパターンで、各シーンで使われる「決めセリフ」と効果音もいつも一緒。「水戸黄門」を観ているような安心感があります。
だからといって退屈なわけではありません。10分という番組の長さもちょうどいいのでしょう。
話がテンポよく進んでいきますし、なんといってもスギちゃんが素晴らしい。「〜なんだぜぇ」というワイルドな口調は懐かしく、つい真似してしまいます。
この番組を観ていれば、息子は30〜40分は静かにしてくれます。夫婦でゆっくりと食事や会話ができ、妻とぼくのQOL(生活の質)は上がりました。
そして、番組を観ている息子が本当に楽しそうな表情なんです。ありがとうEテレ!
「分数」「図形」など、番組で取り扱っているテーマは現在の息子には高度ですが、いずれ興味・関心を持つきっかけになってくれればと期待しています。
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